2013年2月26日火曜日

すっぴんをさらけ出す、オーガニックマーケティング

昨日の街頭清掃で百円硬貨を三枚拾いました。
住まいネットの高木です。

本当に色々な物が落ちている、というか捨てられています。
1番多いのはタバコの吸殻、次は空き缶、空き瓶、空きペットボトル。そして、お弁当の空き容器。
名古屋きっての繁華街のためか、飲み屋さんの名刺や大人のオモチャまで捨てられています。

そんな中、拾った百円玉はこの活動を8年間もされている仲間の活動資金にと、募金箱へ。

掃除をするにも、道具が必要です。
ホウキやチリトリはもちろんですが、
ガムをはがすためのヘラやドブ掃除をするためのものなど様々な物が必要です。
それらを少しづつ買いたしながら活動されています。

そして、いつもすごく感心させられるのは、その準備と後片付けです。

朝、5時半に集合場所に着くともうすでに道具がきれいに並べてあります。
清掃活動が終わると、集められたゴミを再度広げて分別します。
使用した道具も徹底的に洗います。
もちろん使い終わったゴミ袋までもも再度を洗ってリユースされます。

昨日の名古屋はとても寒く、洗ったときの水しぶきが凍る中、
当然のように素手で洗い、拭きあげていきます。
洗った水も濾してゴミを取り除きながら側溝に流します。

来月は80回目とのことです。ここまで続けられていることにも、
ここまで徹底的にされていることにも、本当に頭が下がります。
皆さん、ありがとうございます。

さて、昨日は千葉で、そして今日は大阪で測定実践研修です。

神様が宿る家では「全棟VOC(有害物質)測定」、「全棟構造計算」、
「全棟完成保証加入」、「全棟スポット団信加入」の実施をしてきました。

さらに、それらがすべて実施できている証として、
「神様が宿る家」認定書発行のしくみとチェック体制も整えました。

それに加え、今月からは「全棟全構造材のホウ酸処理」、
「お施主様立会いのサーモカメラによる全棟断熱効果測定」、
「地盤、基礎、構造材などの全棟放射能測定」、
「騒音計による全棟防音測定」の取り組みを始めます。
お客様の安心と安全のために、すべての見える化に取り組んでいます。

その断熱効果測定、放射能測定、防音測定の3つを正しく実施していただくための研修です。

先日の三浦社長が話されたオーガニックなマーケティング。

今までのマーケティングは、良く見えるようにベストショットを見せていた。
もうこれだけ情報が飛び交う現代では、
良く見える方からのベストショットだけを見せることは限界で、
見せたくないものまで含めて360度、どこからも見られる時代。

どんなに化粧をしてきれいに見せようとしても、そのこと事態がばれている。
だから地をさらけ出して、何もかもオープンに飾らずに
オーガニックで無垢なありのままの姿を見ていただく。そのための測定です。
まさにすっぴんの素顔をデータで語ります。

すべてはお客様に正しい情報をオープンにすることでご安心いただくため。
それでは、大阪に向かいます。今日も一日頑張りましょう。

2013年2月25日月曜日

魔法瓶

今日は25日、月一回の街頭清掃の日。
名古屋でも有数の繁華街、錦3丁目を掃除してきます。
住まいネットの高木です。

昨日は小雪舞い散る中、「神様が宿る家」体感バスツアーでした。
一軒目のお宅では床暖房ではないのに床がほんのり暖かい。
使用されていた暖房は1階のLDKに小さなファンヒーターのみ。
そのLDKは吹き抜けがあり2階まで暖かいのです。

「神様が宿る家」のトリプル断熱は夏涼しく冬暖かいのが特徴です。
少し暖を取ればその効果がかなり長い間、持続します。

トリプル断熱の冬の効果は例えるなら魔法瓶のようなものです。
魔法瓶もお湯を入れるとそのお湯を長い間冷めずに暖かさが持続します。
ですが、電気ポットではないので、自然に発熱するわけではありません。
ですので、冬は少し暖が必要です。

2軒目はティンバーフレームのモデルルームへ
ティンバーフレームの特徴でもある太い柱や梁など
無垢の木をふんだんに使用しているため
建ててから2年が経過していますが、
玄関を入ると木のいい香りがします。

こちらは床暖房が設置されていますが、
訪問した時にはすでにオフの状態でした。
それでも50坪を超えるお宅でこちらもLDKには吹き抜けのある大空間。
ですが、やはり魔法瓶効果で2階まで暖かいです。

ご参加された方も皆さんびっくりされていました。
やはり実際に体感していただくと、その効果をご理解いただけます。

そのせいか、体感バスツアー終了後には、
次回の個別家づくり相談や資金計画、土地探しと多くのご依頼を頂きました。
幸せな家づくりのきっかけに少しお役にたてたようで、うれしいひと時でした。

しかし、そんな中でも反省すべき点も多くありましたので、
工務店さんの事務所に戻って反省会を行いました。
もっとわかりやすく伝えるためにどうするべきか。
これは私たちの仕事にとってものすごく大切なことで、
永遠の課題でもあります。

一人でも多くの人に本物の家づくりを伝えるために。
今日も一日頑張りましょう。
それでは清掃に行ってきます。自分の心を磨いてきます。

2013年2月24日日曜日

今回もいらっしゃっいました。

昨日は名古屋で家づくりセミナーでした。
100名近い方にご参加いただき非常に盛り上がりました。
住まいネットの高木です。

でも、残念なこともありました。
それは、今回もいらっしゃったのです。

ハウスメーカーに手付金を支払い、もう少しで本契約の方が。
このセミナーでは必ずと言っていいほど、いらっしゃいます。

この方は、若いころ大工仕事をしていいた父から、
2×4は絶対後悔するからやめておけと言われたのに、
2×4のハウスメーカーの見た目を気にいって申し込みをされたとのこと。
にもかかわらず、すでに後悔されています。まだ、本契約もしていないのに。

また別の方は、「息子のアトピーはやはり家のせいだったんですね。」と言われました。
アトピーだった息子さんがドイツに行かれて、すっかりその症状がでなくなった。
しかし、帰国されると再び、アトピーに。

その方は「国が悪い」と言われましたが、
話を聞いて、息子に申し訳ないことをしたと、おっしゃいました。
もっと早くに知っていれば・・・。

こうした方にお会いするたびに、もっと多くの人に、早く知らせないといけない。
その悪さをしりながら、伝えないことは、罪だと思うのです。

本日は「神様が宿る家」体感バスツアーのお手伝いで尼崎に行ってきます。
一人でも多くの人に、納得した家づくりをして欲しいです。
そのためにも、真実を伝え、そして五感をフルに使って感じていただきたいと思います。
今日も一日頑張りましょう。

2013年2月23日土曜日

大手なら安心?

今日は名古屋の中心部、栄で家づくりセミナーです。
住まいネットの高木です。

120名近い方のお申し込みをいただいています。
消費税増税を意識されているのでしょうね。

でも、焦りは禁物です。
昨日も書きましたが、住宅ローンを組んで家を建てた方には
住むところはそう簡単には変えられません。

建ててしまってから、後悔されている人は沢山います。
8割は「深く考えない層」ですから。


実は「神様が宿る家」に携わっている工務店さんの社員でも、
取り組む前に家をつくられ方が沢山います。

その全員が口をそろえて言うのです。
「これから家をつくる人は本当にうらやましい。だって『神様が宿る家』があるから。

「深く考えない層」は、昨日書いた安くて手軽な「ファスト派」と

大手なら安心といった安易な「安心派」に分かれます。

家をつくろう、と考えたときに真っ先に思い浮かぶのは
大概、TVCMや新聞広告など認知度のある大手ハウスメーカーではないでしょうか。
そして、住宅展示場へ行って、どのメーカーがいいか、というメーカー選びから始まる。

それは家電量販店へ行って、家電を選ぶのと同じ感覚。
高耐久消費財である家電と同じ感覚なのです。

本当に同じでいいのでしょうか?
同じではいけないなんて思ったこともないはず。

多くの方が学生のころからそうした選択をしてきています。
進学するときは誰もが知っている知名度のある大学へ行きたがり、
就活でも知名度のある大手か公務員を目指す。
日用品の買い物も大手チェーンストアで購入する。

ましてやオーダーメイドで購入した経験も減ってきている。
商業化が進みほとんどのものがレディメイドで、完成された商品を購入できる。
それでほとんど困ることはない。
というより、むしろ時間もかからず、購入できて便利です。

だから、多くの方にとって、それは極めて当たり前でなのです。

しかし、家づくりにおいて、それは大きな間違いなのです。

たとえば価格面でみると
大手ハウスメーカーの家の価格は地元工務店と比べると、かなり高いです。
特に、プレハブ住宅などは工場で大量生産しているのですから、安くなるのが普通です。
なぜでしょうか。

実は、大手ハウスメーカーは、家を販売するだけで家の工事ができません。
ご存知でしたか?
 
大手ハウスメーカーは「下請け工務店」に住宅工事を丸投げします。
そして、実際にその工事するのは、さらにその下の「孫請けの工務店」です。
「孫請け工務店」が各専門業者を手配し工事します。
 
ですから、大手ハウスメーカーに頼んでいても、結局つくるのは地元の工務店です。
大手だから安心ということにはなりません。
そして、それぞれがマージンを取るので、その分高くつきます。
大手ハウスメーカーは沢山の営業マンを抱え、人海戦術で住宅の受注を獲得していきます。
営業マンの給料はたいてい固定給で25万。それに実績に応じて歩合給が支給されます。
しかも、厳しい受注競争にさらされています。
多くの会社が3か月受注がなければ、会社にはいられなくなります。
 
 そのような実態にも関わらず、業績のいい営業マンは年収2000万を超えますので
売上上位5社、積水ハウス、大和ハウス、住友林業、積水化学、旭化成の
平均年収は750万です。ちなみに住宅業界の平均は550万です。
 
大手ハウスメーカーには営業以外にも研究開発やマーケティングなど
多くの従業員がいますので、当然多額の人件費がかかります。

さらには日本全国各地に、建築費約1億円ぐらいする豪華なモデルハウスを持っています。
そしてモデルハウスのほとんどが5年もすると建て替えます。
そのモデルハウスの償却費や住宅展示場への出展料、
光熱費や維持費に毎年何千万もの費用が掛かります。
 
それ以外にもゴールデンタイムに放映されるテレビコマーシャル費、
新聞のフルカラーの一面広告費、雑誌広告など多額の広告宣伝費を掛けています。

お施主様に大きく関係する、材料費も工事費も、大手ハウスメーカーの方が安いのに
それ以外の部分の多額な経費が掛かっている分、
地元工務店と比較すると、当然、価格が高くなるのです。
これが日本の住宅業界の現状です。

実は、住宅を販売する企業で、1兆円を超える大企業が存在しているのは日本だけです。
他の国では地域に根差した規模の小さな、地元工務店のような会社が存在するだけで、
日本のようにハウスメーカーというものはありません。
住宅展示場のようなものもありませんし、日本の住宅業界は非常に特殊です。

しかし、多くの方がこのような真実を知らずに、ただ大手だからというだけで、安易な選択をする。
お値段以上、ならまだいいが、お値段以下。
さらに健康を害して、長持ちもしない、そんな間違った選択をしてしまう。

そうならないためにも、真実を伝えていかなければならい。
今日も一人でも多くの方に真実を知っていただくために、頑張っていきましょう。

2013年2月22日金曜日

Happy Life Happy Home

昨日は岐阜で今週2度目となる協力業者会に参加してきました。
住まいネットの高木です。

早速、工務店の社長が一昨日の勉強会を踏まえてお話しされていたのが印象的でした。
業者会自体の取り組みとしては、まだまだですが、
お客様と工務店と協力業者の方の思いが重なるところが
次回以降、少しずづでも増えていく取り組みになることを期待しています。
また、そのために私ができることも、しっかりとお手伝いしていきます。

さて、私の頭の中でも一昨日の勉強会のインプットをどう実務に生かせばいいのか思案中です。
2/12の「まずは、強い思いから」でも書きましたが、
私たちの活動で一番大事なことは、思いが伝わり、理解され、行動していただくこと。
では誰に伝えるのか。誰に伝えなくてはいけないのか。

三浦社長の話で繰り返し出てくる 「ファスト派」。
外食業界に例えれば、ファスト派はマクドナルドやサイゼリヤに代表されるファストフードです。
安くて手軽に済ます「こんなもんでいいや病」が蔓延している。

その結果、本人はもとより家族の健康を害し、子供の味覚を狂わす。
オペレーションはマニュアル化され料理職人ではなく、
パートアルバイトが冷凍された資材を加工し、
心のこもらない生産された「商品」として提供される。
時間を過ぎた食品は廃棄ロスとなり社会問題化している。
その選択をした全ての消費者が加害者であり、当事者であるという意識はない。

住宅業界でいえば、ローコスト住宅。
昨日、東京証券取引所と福岡証券取引所への上場が承認されたと発表した、
タマホームはその代表格です。

住宅業界は一棟当たりの利益率が同じならば、
年間完工棟数が多いほど、売上や利益が増える。
そのためにはできるだけ工期が短い方がいい。
外食産業の回転率を高めることと同じこと。

その工期を短縮するために多く使われているのが工場生産される建材。
従来は一枚一枚板を貼っていたものが、それらしく見せかけた、化粧合板になり、
内装の仕上げは左官材料から、それらしく見せかけた、ビニルクロスになり、
外部仕上げも左官材料やレンガが、それらしく見せかけた、サイディングに変わった。

その結果、化学薬品を多用した建材は長持ちせず、健康に悪影響を与える。
しかも、気密を高めた間違った工法がアトピーなどのシックハウスや化学物質過敏症を生み出す。

家は職人がつくるのではなく、組立工がマニュアル通りに組み立てる。
現場での作業は簡素化され長年の経験と技量は必要とされていない。

それらしく見せかけた、まがい品は初めは良く見えても、
次第に飽きが来て、経年変化で見れない姿になり、愛着の持てない、
不良資産となり、市場価値のないものになる。
これが寿命が26年しか持たない。日本住宅のファスト化である。

本当にこんなものでいいんでしょうか?
ファスト化された食事、ファスト化された家は人を幸せにしているのでしょうか?

ファストフードしか子供に与えない親がいたらあなたはどう思いますか?
それはありえない、という声が聞こえてきそうです。

食事は毎日毎食変えられます。
でも住むところはそう簡単には変えられない。
ましてや住宅ローンを組んで家を建てた方には。

ファスト化された住宅に住むということは、ファストフードしか子供に与えない親と同じこと。
子供たちは大切にされているのでしょうか?

子供は住むところを選べない。
だから大人である親がしっかりと考えなければならない。
それが親の責任である。

無責任で安易な選択が子供を犠牲にする。
繰り返しになるが、その選択をした全ての親が加害者であり、当事者であるという意識はない。
しかし、まぎれもなく加害者であり、当事者である。

2割の「自分なりに考える層」はもちろんのこと、
8割の「深く考えない層」にしっかりとメッセージを届けなければならない。
「深く考えない層」に気づかせることは、かなり難しい。

ビジネスのセオリーで考えれば、2割の「自分なりに考える層」にターゲットを絞り
残りの8割を「捨てる」戦略をとるべき。

しかし、それはできない。
これは単なる「金儲け」ではない。
無知な親から子供を守るための活動だから。日本を良くするための世直しだから。

日本を良くするために、今日も一日頑張りましょう。

2013年2月21日木曜日

「どうやるか」より「どうあるか」

2日間、東京で勉強会に参加してきました。
住まいネットの高木です。

充実した2日間でした。
まずは住環境想造研究会の勉強会。

初日は建築専門の匠総合法律事務所、秋野弁護士による消費税増税と
先月24日に公表された税制改正大綱に関する営業上の注意点を。
そして、我が住まいネットの代表の日下部による活動状況報告。

2日目は建築業界紙、新建ハウジングなどを発行されている、新建新聞社の三浦社長による
ビジョンを見据えた建築業界の最新状況。
そして、澤田先生による経営する上で最も大切なことは何か、と
4名による講話は非常に濃いものでした。

さらに2日目の午後はグリーンライフグループの全体会議。
「神様が宿る家」ブランディングに向けての取り組み、
地盤改良やサッシ、愛工房など仕様に関することや
取り組み状況などの報告連絡事項など盛りだくさんでした。

その中でも、三浦社長の話は何度聞いても、
的確で素晴らしい話をしていただけます。
本日のブログタイトルは三浦社長の講話のタイトルです。
全内容は書けないので、ほんのさわりだけ、書きとめておきます。

「どうやるか」といった目先のノウハウではなく、
「どうあるか」といったビジョン、考え方をしっかり持たないといけない。
風任せ経営はもうヤバイ。これからはどう帆を張るかその張り方が問題だと。

これからの経営は
桃太郎のように個性的なメンバーが共通の目的に向かって自立的になり、
金太郎(飴)のようにいつ誰に聞いても同じ答えが返って来るくらい夢や志まで共有し、
価値観というモノサシをしっかり持ち、
標準化された自分たちのスタイルを確立していかなくてならない。

これからのビジネスは
相手に合わせるのではなく、価値観に共感してもらえる人に選んでもらう努力をする。
安く売る努力ではなく、高く売る努力をする。ただし、安くつくる努力はする。その差が利益になる。

これからの市場は
二極化していて、8割は「深く考えない層」、 2割が「自分なりに考える層」。
「深く考えない層」は、安くて手軽な 「ファスト派」と
大手なら安心といった安易な「安心派」に分類できる。
 「自分なりに考える層」は何でも自分たちできちんと調べる、「きちんと派」と
自分たちのライフスタイルにこだわる、「ライフスタイル派」に分かれる。

これからのマーケティングは
地をさらけ出す、何もかもオープンなオーガニック(無添加)なマーケティングです。
なぜならば、今は360度、どこからも見られている。
良く見える方からのベストショットだけを見せることは限界で、見せたくないものまで見える。
どんなに化粧をしてきれいに見せようとしても、そのこと事態がばれている。

だから、「どうやるか」より「どうあるか」
 商品が同じであれば、経営者の心の在り方で差が大きくでる。
心の在り方は、すぐには変えられない。
日々の積み重ね。

正しい考えで、正しい行動を。
あたりまえのことをあたりまえに、毎秒毎秒一生懸命に、頑張りましょう。

2013年2月19日火曜日

自らが変わる

昨日は伊丹で業者会に参加してきました。
住まいネットの高木です。

昨日参加した協力業者会、こちらの工務店では一括外注から
分離発注へ切り替えをしていたこともあり、協力業者会の取り組みも実質2回目。

今回は住まいネットで作成した協力業者会向けのDVDを視聴。
現場パトロールの結果発表とそれを踏まえてのディスカッション。

パトロールもディスカッションも初めてということもあり
まだまだ固いです。

工務店の社員が加わりディスカッションのリードもするものの
協力業者の方々は遠慮があり、言いたいことの半分も言えていない状況。
その原因は現場管理の問題の多くが工務店サイドにあるからです。
だから、言えないのです。

工務店の段取りが悪いがゆえに、大量の材料が現場に納品され、
置き場の指定もなく、現場がはかどらなかったり、整理整頓ができない。
逆に、納品タイミングが遅いため、指示がないために現場が止まる、など。

それが、工務店側に伝わっただけでも、価値ある意見交換でした。
以前、協力業者会を開催のねらいは3つある、と書きました。

1.お施主様と工務店と協力業者の思いを共有するため
2.家づくりの品質向上のため
3.協力業者の主体性を高めるため

この1番ができて、始めて、2番3番目が実現できるのです。
そのためにも、工務店と協力業者との思いの共有は必要なのです。
現場を良くするのは職人だけではできません。
工務店、自らが良くするための努力をしなければ、けして良くなりません。

職人教育の前に自らが変わる。
まずはこれからです。

そのためにご参加いただいた職人及び協力業者の方へ
昨日は一点だけお願いをお伝えしました。
現場パトロールでも、ディスカッションでも遠慮せずに指摘すること、意見交換することを。

指摘をすることは誰かを傷つけることにはなりません。
できていないことの揚げ足取りでもありません。
つるし上げでもありません。
工務店批判でもありません。

すべてはお施主様のためです。いい家をつくるためです。

だから時には厳しい意見であっても、遠慮なく言える。
それがあるべき協力業者会です。

次回参加するときの業者会が楽しみです。
きっと、遠慮のない、お施主様のための現場パトロールになり、
ディスカッションになっていることでしょう。

今日は東京で勉強会です。
今日より明日が良くなるように、私自身も自らが変わる。
今日も頑張ってきます。