2013年2月26日火曜日

すっぴんをさらけ出す、オーガニックマーケティング

昨日の街頭清掃で百円硬貨を三枚拾いました。
住まいネットの高木です。

本当に色々な物が落ちている、というか捨てられています。
1番多いのはタバコの吸殻、次は空き缶、空き瓶、空きペットボトル。そして、お弁当の空き容器。
名古屋きっての繁華街のためか、飲み屋さんの名刺や大人のオモチャまで捨てられています。

そんな中、拾った百円玉はこの活動を8年間もされている仲間の活動資金にと、募金箱へ。

掃除をするにも、道具が必要です。
ホウキやチリトリはもちろんですが、
ガムをはがすためのヘラやドブ掃除をするためのものなど様々な物が必要です。
それらを少しづつ買いたしながら活動されています。

そして、いつもすごく感心させられるのは、その準備と後片付けです。

朝、5時半に集合場所に着くともうすでに道具がきれいに並べてあります。
清掃活動が終わると、集められたゴミを再度広げて分別します。
使用した道具も徹底的に洗います。
もちろん使い終わったゴミ袋までもも再度を洗ってリユースされます。

昨日の名古屋はとても寒く、洗ったときの水しぶきが凍る中、
当然のように素手で洗い、拭きあげていきます。
洗った水も濾してゴミを取り除きながら側溝に流します。

来月は80回目とのことです。ここまで続けられていることにも、
ここまで徹底的にされていることにも、本当に頭が下がります。
皆さん、ありがとうございます。

さて、昨日は千葉で、そして今日は大阪で測定実践研修です。

神様が宿る家では「全棟VOC(有害物質)測定」、「全棟構造計算」、
「全棟完成保証加入」、「全棟スポット団信加入」の実施をしてきました。

さらに、それらがすべて実施できている証として、
「神様が宿る家」認定書発行のしくみとチェック体制も整えました。

それに加え、今月からは「全棟全構造材のホウ酸処理」、
「お施主様立会いのサーモカメラによる全棟断熱効果測定」、
「地盤、基礎、構造材などの全棟放射能測定」、
「騒音計による全棟防音測定」の取り組みを始めます。
お客様の安心と安全のために、すべての見える化に取り組んでいます。

その断熱効果測定、放射能測定、防音測定の3つを正しく実施していただくための研修です。

先日の三浦社長が話されたオーガニックなマーケティング。

今までのマーケティングは、良く見えるようにベストショットを見せていた。
もうこれだけ情報が飛び交う現代では、
良く見える方からのベストショットだけを見せることは限界で、
見せたくないものまで含めて360度、どこからも見られる時代。

どんなに化粧をしてきれいに見せようとしても、そのこと事態がばれている。
だから地をさらけ出して、何もかもオープンに飾らずに
オーガニックで無垢なありのままの姿を見ていただく。そのための測定です。
まさにすっぴんの素顔をデータで語ります。

すべてはお客様に正しい情報をオープンにすることでご安心いただくため。
それでは、大阪に向かいます。今日も一日頑張りましょう。

2013年2月25日月曜日

魔法瓶

今日は25日、月一回の街頭清掃の日。
名古屋でも有数の繁華街、錦3丁目を掃除してきます。
住まいネットの高木です。

昨日は小雪舞い散る中、「神様が宿る家」体感バスツアーでした。
一軒目のお宅では床暖房ではないのに床がほんのり暖かい。
使用されていた暖房は1階のLDKに小さなファンヒーターのみ。
そのLDKは吹き抜けがあり2階まで暖かいのです。

「神様が宿る家」のトリプル断熱は夏涼しく冬暖かいのが特徴です。
少し暖を取ればその効果がかなり長い間、持続します。

トリプル断熱の冬の効果は例えるなら魔法瓶のようなものです。
魔法瓶もお湯を入れるとそのお湯を長い間冷めずに暖かさが持続します。
ですが、電気ポットではないので、自然に発熱するわけではありません。
ですので、冬は少し暖が必要です。

2軒目はティンバーフレームのモデルルームへ
ティンバーフレームの特徴でもある太い柱や梁など
無垢の木をふんだんに使用しているため
建ててから2年が経過していますが、
玄関を入ると木のいい香りがします。

こちらは床暖房が設置されていますが、
訪問した時にはすでにオフの状態でした。
それでも50坪を超えるお宅でこちらもLDKには吹き抜けのある大空間。
ですが、やはり魔法瓶効果で2階まで暖かいです。

ご参加された方も皆さんびっくりされていました。
やはり実際に体感していただくと、その効果をご理解いただけます。

そのせいか、体感バスツアー終了後には、
次回の個別家づくり相談や資金計画、土地探しと多くのご依頼を頂きました。
幸せな家づくりのきっかけに少しお役にたてたようで、うれしいひと時でした。

しかし、そんな中でも反省すべき点も多くありましたので、
工務店さんの事務所に戻って反省会を行いました。
もっとわかりやすく伝えるためにどうするべきか。
これは私たちの仕事にとってものすごく大切なことで、
永遠の課題でもあります。

一人でも多くの人に本物の家づくりを伝えるために。
今日も一日頑張りましょう。
それでは清掃に行ってきます。自分の心を磨いてきます。

2013年2月24日日曜日

今回もいらっしゃっいました。

昨日は名古屋で家づくりセミナーでした。
100名近い方にご参加いただき非常に盛り上がりました。
住まいネットの高木です。

でも、残念なこともありました。
それは、今回もいらっしゃったのです。

ハウスメーカーに手付金を支払い、もう少しで本契約の方が。
このセミナーでは必ずと言っていいほど、いらっしゃいます。

この方は、若いころ大工仕事をしていいた父から、
2×4は絶対後悔するからやめておけと言われたのに、
2×4のハウスメーカーの見た目を気にいって申し込みをされたとのこと。
にもかかわらず、すでに後悔されています。まだ、本契約もしていないのに。

また別の方は、「息子のアトピーはやはり家のせいだったんですね。」と言われました。
アトピーだった息子さんがドイツに行かれて、すっかりその症状がでなくなった。
しかし、帰国されると再び、アトピーに。

その方は「国が悪い」と言われましたが、
話を聞いて、息子に申し訳ないことをしたと、おっしゃいました。
もっと早くに知っていれば・・・。

こうした方にお会いするたびに、もっと多くの人に、早く知らせないといけない。
その悪さをしりながら、伝えないことは、罪だと思うのです。

本日は「神様が宿る家」体感バスツアーのお手伝いで尼崎に行ってきます。
一人でも多くの人に、納得した家づくりをして欲しいです。
そのためにも、真実を伝え、そして五感をフルに使って感じていただきたいと思います。
今日も一日頑張りましょう。

2013年2月23日土曜日

大手なら安心?

今日は名古屋の中心部、栄で家づくりセミナーです。
住まいネットの高木です。

120名近い方のお申し込みをいただいています。
消費税増税を意識されているのでしょうね。

でも、焦りは禁物です。
昨日も書きましたが、住宅ローンを組んで家を建てた方には
住むところはそう簡単には変えられません。

建ててしまってから、後悔されている人は沢山います。
8割は「深く考えない層」ですから。


実は「神様が宿る家」に携わっている工務店さんの社員でも、
取り組む前に家をつくられ方が沢山います。

その全員が口をそろえて言うのです。
「これから家をつくる人は本当にうらやましい。だって『神様が宿る家』があるから。

「深く考えない層」は、昨日書いた安くて手軽な「ファスト派」と

大手なら安心といった安易な「安心派」に分かれます。

家をつくろう、と考えたときに真っ先に思い浮かぶのは
大概、TVCMや新聞広告など認知度のある大手ハウスメーカーではないでしょうか。
そして、住宅展示場へ行って、どのメーカーがいいか、というメーカー選びから始まる。

それは家電量販店へ行って、家電を選ぶのと同じ感覚。
高耐久消費財である家電と同じ感覚なのです。

本当に同じでいいのでしょうか?
同じではいけないなんて思ったこともないはず。

多くの方が学生のころからそうした選択をしてきています。
進学するときは誰もが知っている知名度のある大学へ行きたがり、
就活でも知名度のある大手か公務員を目指す。
日用品の買い物も大手チェーンストアで購入する。

ましてやオーダーメイドで購入した経験も減ってきている。
商業化が進みほとんどのものがレディメイドで、完成された商品を購入できる。
それでほとんど困ることはない。
というより、むしろ時間もかからず、購入できて便利です。

だから、多くの方にとって、それは極めて当たり前でなのです。

しかし、家づくりにおいて、それは大きな間違いなのです。

たとえば価格面でみると
大手ハウスメーカーの家の価格は地元工務店と比べると、かなり高いです。
特に、プレハブ住宅などは工場で大量生産しているのですから、安くなるのが普通です。
なぜでしょうか。

実は、大手ハウスメーカーは、家を販売するだけで家の工事ができません。
ご存知でしたか?
 
大手ハウスメーカーは「下請け工務店」に住宅工事を丸投げします。
そして、実際にその工事するのは、さらにその下の「孫請けの工務店」です。
「孫請け工務店」が各専門業者を手配し工事します。
 
ですから、大手ハウスメーカーに頼んでいても、結局つくるのは地元の工務店です。
大手だから安心ということにはなりません。
そして、それぞれがマージンを取るので、その分高くつきます。
大手ハウスメーカーは沢山の営業マンを抱え、人海戦術で住宅の受注を獲得していきます。
営業マンの給料はたいてい固定給で25万。それに実績に応じて歩合給が支給されます。
しかも、厳しい受注競争にさらされています。
多くの会社が3か月受注がなければ、会社にはいられなくなります。
 
 そのような実態にも関わらず、業績のいい営業マンは年収2000万を超えますので
売上上位5社、積水ハウス、大和ハウス、住友林業、積水化学、旭化成の
平均年収は750万です。ちなみに住宅業界の平均は550万です。
 
大手ハウスメーカーには営業以外にも研究開発やマーケティングなど
多くの従業員がいますので、当然多額の人件費がかかります。

さらには日本全国各地に、建築費約1億円ぐらいする豪華なモデルハウスを持っています。
そしてモデルハウスのほとんどが5年もすると建て替えます。
そのモデルハウスの償却費や住宅展示場への出展料、
光熱費や維持費に毎年何千万もの費用が掛かります。
 
それ以外にもゴールデンタイムに放映されるテレビコマーシャル費、
新聞のフルカラーの一面広告費、雑誌広告など多額の広告宣伝費を掛けています。

お施主様に大きく関係する、材料費も工事費も、大手ハウスメーカーの方が安いのに
それ以外の部分の多額な経費が掛かっている分、
地元工務店と比較すると、当然、価格が高くなるのです。
これが日本の住宅業界の現状です。

実は、住宅を販売する企業で、1兆円を超える大企業が存在しているのは日本だけです。
他の国では地域に根差した規模の小さな、地元工務店のような会社が存在するだけで、
日本のようにハウスメーカーというものはありません。
住宅展示場のようなものもありませんし、日本の住宅業界は非常に特殊です。

しかし、多くの方がこのような真実を知らずに、ただ大手だからというだけで、安易な選択をする。
お値段以上、ならまだいいが、お値段以下。
さらに健康を害して、長持ちもしない、そんな間違った選択をしてしまう。

そうならないためにも、真実を伝えていかなければならい。
今日も一人でも多くの方に真実を知っていただくために、頑張っていきましょう。

2013年2月22日金曜日

Happy Life Happy Home

昨日は岐阜で今週2度目となる協力業者会に参加してきました。
住まいネットの高木です。

早速、工務店の社長が一昨日の勉強会を踏まえてお話しされていたのが印象的でした。
業者会自体の取り組みとしては、まだまだですが、
お客様と工務店と協力業者の方の思いが重なるところが
次回以降、少しずづでも増えていく取り組みになることを期待しています。
また、そのために私ができることも、しっかりとお手伝いしていきます。

さて、私の頭の中でも一昨日の勉強会のインプットをどう実務に生かせばいいのか思案中です。
2/12の「まずは、強い思いから」でも書きましたが、
私たちの活動で一番大事なことは、思いが伝わり、理解され、行動していただくこと。
では誰に伝えるのか。誰に伝えなくてはいけないのか。

三浦社長の話で繰り返し出てくる 「ファスト派」。
外食業界に例えれば、ファスト派はマクドナルドやサイゼリヤに代表されるファストフードです。
安くて手軽に済ます「こんなもんでいいや病」が蔓延している。

その結果、本人はもとより家族の健康を害し、子供の味覚を狂わす。
オペレーションはマニュアル化され料理職人ではなく、
パートアルバイトが冷凍された資材を加工し、
心のこもらない生産された「商品」として提供される。
時間を過ぎた食品は廃棄ロスとなり社会問題化している。
その選択をした全ての消費者が加害者であり、当事者であるという意識はない。

住宅業界でいえば、ローコスト住宅。
昨日、東京証券取引所と福岡証券取引所への上場が承認されたと発表した、
タマホームはその代表格です。

住宅業界は一棟当たりの利益率が同じならば、
年間完工棟数が多いほど、売上や利益が増える。
そのためにはできるだけ工期が短い方がいい。
外食産業の回転率を高めることと同じこと。

その工期を短縮するために多く使われているのが工場生産される建材。
従来は一枚一枚板を貼っていたものが、それらしく見せかけた、化粧合板になり、
内装の仕上げは左官材料から、それらしく見せかけた、ビニルクロスになり、
外部仕上げも左官材料やレンガが、それらしく見せかけた、サイディングに変わった。

その結果、化学薬品を多用した建材は長持ちせず、健康に悪影響を与える。
しかも、気密を高めた間違った工法がアトピーなどのシックハウスや化学物質過敏症を生み出す。

家は職人がつくるのではなく、組立工がマニュアル通りに組み立てる。
現場での作業は簡素化され長年の経験と技量は必要とされていない。

それらしく見せかけた、まがい品は初めは良く見えても、
次第に飽きが来て、経年変化で見れない姿になり、愛着の持てない、
不良資産となり、市場価値のないものになる。
これが寿命が26年しか持たない。日本住宅のファスト化である。

本当にこんなものでいいんでしょうか?
ファスト化された食事、ファスト化された家は人を幸せにしているのでしょうか?

ファストフードしか子供に与えない親がいたらあなたはどう思いますか?
それはありえない、という声が聞こえてきそうです。

食事は毎日毎食変えられます。
でも住むところはそう簡単には変えられない。
ましてや住宅ローンを組んで家を建てた方には。

ファスト化された住宅に住むということは、ファストフードしか子供に与えない親と同じこと。
子供たちは大切にされているのでしょうか?

子供は住むところを選べない。
だから大人である親がしっかりと考えなければならない。
それが親の責任である。

無責任で安易な選択が子供を犠牲にする。
繰り返しになるが、その選択をした全ての親が加害者であり、当事者であるという意識はない。
しかし、まぎれもなく加害者であり、当事者である。

2割の「自分なりに考える層」はもちろんのこと、
8割の「深く考えない層」にしっかりとメッセージを届けなければならない。
「深く考えない層」に気づかせることは、かなり難しい。

ビジネスのセオリーで考えれば、2割の「自分なりに考える層」にターゲットを絞り
残りの8割を「捨てる」戦略をとるべき。

しかし、それはできない。
これは単なる「金儲け」ではない。
無知な親から子供を守るための活動だから。日本を良くするための世直しだから。

日本を良くするために、今日も一日頑張りましょう。

2013年2月21日木曜日

「どうやるか」より「どうあるか」

2日間、東京で勉強会に参加してきました。
住まいネットの高木です。

充実した2日間でした。
まずは住環境想造研究会の勉強会。

初日は建築専門の匠総合法律事務所、秋野弁護士による消費税増税と
先月24日に公表された税制改正大綱に関する営業上の注意点を。
そして、我が住まいネットの代表の日下部による活動状況報告。

2日目は建築業界紙、新建ハウジングなどを発行されている、新建新聞社の三浦社長による
ビジョンを見据えた建築業界の最新状況。
そして、澤田先生による経営する上で最も大切なことは何か、と
4名による講話は非常に濃いものでした。

さらに2日目の午後はグリーンライフグループの全体会議。
「神様が宿る家」ブランディングに向けての取り組み、
地盤改良やサッシ、愛工房など仕様に関することや
取り組み状況などの報告連絡事項など盛りだくさんでした。

その中でも、三浦社長の話は何度聞いても、
的確で素晴らしい話をしていただけます。
本日のブログタイトルは三浦社長の講話のタイトルです。
全内容は書けないので、ほんのさわりだけ、書きとめておきます。

「どうやるか」といった目先のノウハウではなく、
「どうあるか」といったビジョン、考え方をしっかり持たないといけない。
風任せ経営はもうヤバイ。これからはどう帆を張るかその張り方が問題だと。

これからの経営は
桃太郎のように個性的なメンバーが共通の目的に向かって自立的になり、
金太郎(飴)のようにいつ誰に聞いても同じ答えが返って来るくらい夢や志まで共有し、
価値観というモノサシをしっかり持ち、
標準化された自分たちのスタイルを確立していかなくてならない。

これからのビジネスは
相手に合わせるのではなく、価値観に共感してもらえる人に選んでもらう努力をする。
安く売る努力ではなく、高く売る努力をする。ただし、安くつくる努力はする。その差が利益になる。

これからの市場は
二極化していて、8割は「深く考えない層」、 2割が「自分なりに考える層」。
「深く考えない層」は、安くて手軽な 「ファスト派」と
大手なら安心といった安易な「安心派」に分類できる。
 「自分なりに考える層」は何でも自分たちできちんと調べる、「きちんと派」と
自分たちのライフスタイルにこだわる、「ライフスタイル派」に分かれる。

これからのマーケティングは
地をさらけ出す、何もかもオープンなオーガニック(無添加)なマーケティングです。
なぜならば、今は360度、どこからも見られている。
良く見える方からのベストショットだけを見せることは限界で、見せたくないものまで見える。
どんなに化粧をしてきれいに見せようとしても、そのこと事態がばれている。

だから、「どうやるか」より「どうあるか」
 商品が同じであれば、経営者の心の在り方で差が大きくでる。
心の在り方は、すぐには変えられない。
日々の積み重ね。

正しい考えで、正しい行動を。
あたりまえのことをあたりまえに、毎秒毎秒一生懸命に、頑張りましょう。

2013年2月19日火曜日

自らが変わる

昨日は伊丹で業者会に参加してきました。
住まいネットの高木です。

昨日参加した協力業者会、こちらの工務店では一括外注から
分離発注へ切り替えをしていたこともあり、協力業者会の取り組みも実質2回目。

今回は住まいネットで作成した協力業者会向けのDVDを視聴。
現場パトロールの結果発表とそれを踏まえてのディスカッション。

パトロールもディスカッションも初めてということもあり
まだまだ固いです。

工務店の社員が加わりディスカッションのリードもするものの
協力業者の方々は遠慮があり、言いたいことの半分も言えていない状況。
その原因は現場管理の問題の多くが工務店サイドにあるからです。
だから、言えないのです。

工務店の段取りが悪いがゆえに、大量の材料が現場に納品され、
置き場の指定もなく、現場がはかどらなかったり、整理整頓ができない。
逆に、納品タイミングが遅いため、指示がないために現場が止まる、など。

それが、工務店側に伝わっただけでも、価値ある意見交換でした。
以前、協力業者会を開催のねらいは3つある、と書きました。

1.お施主様と工務店と協力業者の思いを共有するため
2.家づくりの品質向上のため
3.協力業者の主体性を高めるため

この1番ができて、始めて、2番3番目が実現できるのです。
そのためにも、工務店と協力業者との思いの共有は必要なのです。
現場を良くするのは職人だけではできません。
工務店、自らが良くするための努力をしなければ、けして良くなりません。

職人教育の前に自らが変わる。
まずはこれからです。

そのためにご参加いただいた職人及び協力業者の方へ
昨日は一点だけお願いをお伝えしました。
現場パトロールでも、ディスカッションでも遠慮せずに指摘すること、意見交換することを。

指摘をすることは誰かを傷つけることにはなりません。
できていないことの揚げ足取りでもありません。
つるし上げでもありません。
工務店批判でもありません。

すべてはお施主様のためです。いい家をつくるためです。

だから時には厳しい意見であっても、遠慮なく言える。
それがあるべき協力業者会です。

次回参加するときの業者会が楽しみです。
きっと、遠慮のない、お施主様のための現場パトロールになり、
ディスカッションになっていることでしょう。

今日は東京で勉強会です。
今日より明日が良くなるように、私自身も自らが変わる。
今日も頑張ってきます。

2013年2月18日月曜日

多くの人が感じている違和感

昨日は堺での家づくりセミナーでしたが、
地元大阪はもちろんですが、色々な所から参加していただきました。
「神様が宿る家」の認知度が上がっていることを実感します。
住まいネットの高木です。

どこから参加されているかというと、近隣県の奈良県や和歌山県、兵庫県からも。
それ以外にも、日本海側からは富山県、大阪湾を超えて香川県からも。
一番遠くからは沖縄県それも石垣島からご参加いただきました。

その中には一般のエンドユーザーの方だけでなく、
建築のプロである設計士の方もいらっしゃいました。

それだけ多くの人がハウスメーカーの家づくりに違和感を感じているのです。
工業化製品だらけの家づくりに。

実際に複層合板でできたフローリングの上で前屈した時と、
無垢板の上で前屈した時で、前屈の深さが変わります。

合板フローリングで前屈した時に、床まで手が届かなかった人が、
無垢板の上で前屈すると、床まで手が着くのです。
頭で理解できなくても、体はわかるのです。

合板でできたフローリングは有害物質を発しているため、
それに抵抗するためにエネルギーを奪われて、前屈することに集中できません。
一方、無垢板は自然のままなので、本来の運動能力を発揮できるのです。

合板フローリングにビニールクロスで天井・壁を仕上げた工業化製品の家と
無垢の床材、天井・壁を漆喰で仕上げた自然素材の家では能力の発揮具合が違うのです。
子供にテストをさせても、自然素材の空間で実施する方が点数がいいのです。

それも前屈の時と同じことです。
他のことにエネルギーを奪われないので、集中できるのです。

そうした家づくりが大手ハウスメーカーより安くできるのです。
その事実を知ってしまったら、皆さんはどっちを選ぶのか。

当然でしょうね。
「神様が宿る家」が求められているということです。

だからこそ、一人でも多くの方に知っていただきたいです。
今週末は名古屋で開催されます。
すでに100名を超える申し込みをいただいておりますが、
まだ、若干であればご参加いただけますので、
興味のある方はご参加お待ちしております。

それだけ期待されていたらつくる工務店側も
その期待に応える以上の仕事をしないといけません。

そのためにもエンドユーザーの思いを知っていただく必要があります。
その思いを共有していただくために、
昨日名古屋に帰ってきたばかりですが、
今晩は再び、兵庫で工務店の業者会に参加してきます。

それでは今日も一日、頑張っていきましょう。

2013年2月17日日曜日

恐ろしい急かす営業

昨日の尼崎での家づくりセミナーは
ハウスメーカーでご契約寸前の方が来られていて
契約する前に、お話聞けて良かったと言っていただけました。
住まいネットの高木です。

その方にお話をお聞きすると、
条件付きの土地の契約を急かされていました。

「今、消費税の駆け込みがありますから、
早く決めないと売れてなくなっちゃいますよ、
まずは土地のご契約して、家のことはそれから…」

恐ろしいですね。
自分たちが建てたい家がつくれるかもわかっていないのです。
地元の工務店さんに聞けば、もう何年も前からある分譲地だとか。

そのハウスメーカーからすれば売れればいいのかもしれません。
そこに住む人が幸せに暮らすかどうかは、どうでもいいのです。

そのような残念なケースを一人でも減らすために、
今日も堺市でセミナーが始まりました。
一人でも多くの人に、現実を知っていただきたいです。

2013年2月16日土曜日

正しく伝えることの大切さ

今日は尼崎、明日は堺にて本当に良い家づくりセミナーです。
住まいネットの高木です。

一昨日の「恐ろしい洗脳教育」
昨日の「子供のためにも知ってほしい、最高等級の誤解」と書いてきました。

読まれた方は少し批判がかった印象を持たれたかもしれません。
しかし、私が本当に伝えたかったことは、他社や行政、業界批判ではなく、
本日のタイトルでもある、正しく伝えることの大切さです。

情報を歪曲して伝えることで、ある一定の方向へ誘導することは
我が国でも大正時代から昭和初期にかけ行われたことです。

特に日露戦争後のポーツマス条約以降、
その内容を不服としたマスコミが煽ることで暴動を引き起こし、
やがて戦争賛美、軍国主義の色を濃くして行く。
さらに、戦時下では国民を奮い立たせるために劣性ではなく、
快進撃を続けていると全マスコミが虚偽の報道しました。
今、改めて考えると恐ろしいことです。

同じようなことが現代でも起きています。
その一例が、先日核実験を行った北朝鮮であり、
3.11の震災による被害を正しく伝えることをしなかった東京電力もしかりです。

はたして、これはあるべき姿でしょうか?
私は良いことだとは思っていません。
間違ったことを植え付ける洗脳であり、
情報の受け手が正しい判断をできずに、誤解を生じさせるだけです。

そのために必要な考え方は、部分最適ではなく全体最適の考え方です。
先程の例で言えば、過去の日本も今の北朝鮮も軍部最適ではなく、国民最適であるべきです。
東京電力も自社最適ではなく国民最適であるべきです。

そして、連日お伝えしてきたとおり、住宅業界でも自らの事業の利を得るために
業界団体を含め、先導しています。

その最たるものが、長期優良住宅です。
正式には「長期優良住宅の普及の促進に関する法律」といます。
これは国民を欺く、史上最悪の詐欺法案です。

日本の住宅寿命は約26年です。
これは住宅ローン35年払い終わらないうちに、平均寿命を迎えるという悲しい現実です。
この原因の多くが耐火性能を優先し、日本の気候風土を無視した建築基準法です。

木造住宅が密集した街にとって一番恐れていたのは火事です。
それが故に、建築基準法は防火対策に力を入れます。
屋根は耐火性の高い瓦で覆われ、壁はモルタルで塗られます。
その一方で忘れ去られたのが、古来より日本の住宅に取り入れられていた通気です。
通期ができないために湿気が小屋裏、外壁内にこもり、結露するようになります。
その結果、土台や柱、合板を使った床下地、屋根下地まで腐る長持ちしない住宅となります。

そこで、政府は欧米並みに住宅寿命を延ばすために
200年もつ住宅を目標にするということで法案が作られます。

しかし、2009年6月に施行後、大手ハウスメーカーの住宅は
基礎の仕様以外は何の仕様変更もなしに、長期優良住宅へと認定されます。
つまりは2009年5月まで平均26年しか持たないと言われていた住宅が
2009年6月からは長期優良住宅になったのです。

また、どんなに優れていても、海外の建材を使って建てられた住宅は
長期優良住宅に認定されません。

なぜ、このような詐欺法案ができたのか、背景を考えるとよくわかります。
この法案を作ったのは役人主導ではなく、
大手ハウスメーカーとそこに材料を支給する建材メーカーらが主導で作成されました。
当時、彼らの今後の市場は、人口・世帯数が減少、一方で住宅ストック量は充足していました。
そうした状況の中、彼らは生き残るために、できた法案なのです。

法案には履歴制度が盛り込まれ、長期優良住宅は定期点検が義務づけられます。
これはメンテナンスをしっかりすることで、長寿命化と中古市場の促進を目的としています。

しかし、定期点検は一般のお施主様では難しいため、
建てたハウスメーカーが実施することになります。
また、先程述べたように、何の仕様変更もしていないため、
本質的に長持ちしない住宅のリフォームを繰り返すことで長持ちさせる、という
ハウスメーカーのリフォーム子会社が儲ける図式を作り上げたのです。

まさに、自分たちの利益誘導のためにできた法案で
そこに当初の日本の住宅寿命が短命である本質的な原因は何も解決されていないのです。
そこに国民生活の充足や幸せは全く考慮されていないのです。
したがって、建築業界も業界最適(部分最適)で、国民最適(全体最適)ではないのです。

私たちは日本中の皆様が、本当に幸せになれる家づくりをしていただきたいからこそ、
毎週末、全国を周り、正しい情報を伝えています。
 そして、正しい判断のもと、家族の幸せのために家づくりをしていただきたいのです。

それでは、本日も頑張って行ってきます。

2013年2月15日金曜日

子供のためにも知ってほしい、最高等級の誤解

本日はお休みをいただき、これから妻の実家がある京都に行ってきます。
住まいネットの高木です。

昨日に引き続き、健康住宅の話です。
大手ハウスメーカーも認識している、我が国で生じている
様々な住環境及び室内環境の障害、その一つがシックハウス症候群です。

シックハウス症候群ではめまい、吐き気、頭痛、目・鼻・喉の痛み、
皮膚のかさかさ、息苦しさなどの症状がでます。

シックハウス症候群の最も大きな原因は、主に建材や壁紙、塗料などから
放散される毒=有害な化学物質です。
 家から出る毒のなかで、健康への被害が大きいとされているのが
ホルムアルデヒドとVOC(揮発性有機化合物)です。

ホルムアルデヒドが水に溶けたものがホルマリンです。
ホルマリンは病院や理科の実験室などにある標本に使われています。

ホルムアルデヒドは殺菌作用があるため消毒剤や防腐剤として使われており、
合板、パーティクルボード(木材の小片を接着剤と熱圧によって造る板)、
壁紙の接着剤などに含まれています。

VOCとは常温で気化(蒸発)する有機化合物のことです。
なかでもトルエンやベンゼンやキシレンによる汚染が大きいと考えられています。
それらは建材の接着剤や塗料の溶剤や薄め液などに用いられています。

これらVOCは「揮発性」というだけあって、
常温でも気化し続けるため室内の新鮮な空気を汚していきます。

一方で間違った家づくりもシックハウス症候群を生み出した一因です。
昔の家は隙間風が多く、断熱性が落ちるとのことから、
大手ハウスメーカーは、体感でも感じない空気の移動を徹底的に止めることで
高性能をうたい、高気密化を進めています。

その結果、毒をたくさん含んだ建材を用いて造った建物が高気密なわけですから、
必然的に室内の空気は毒で汚れていきます。

厚生労働省は1997年~2002年に人の健康に影響を及ぼす化学物質として、
ホルムアルデヒドと13種のVOCの指針値を定めました。
TVOC(総揮発性有機化合物)の暫定目標値として400μg/㎥以下を設定しました。

国土交通省は2003年に建築基準法を改正し、居室の24時間換気の義務付けと
建材のホルムアルデヒド放散量等級と建物の換気回数による建材の使用面積制限をしました。
F☆の建築材料は使用禁止、
F☆☆☆☆(フォースター)の建築材料は換気回数に関わらず使用面積は無制限です。

一見すると対策がとられているかのように見えますが、
よく見るとそうではないことがわかります。問題は3つあります。

問題の1つは、制限の対象です。

厚生労働省が人の健康に影響を及ぼす化学物質として、
ホルムアルデヒドと13種のVOCの指針値を定めたにもかかわらず、
現在シックハウス症候群の原因物質として国が法的に制限ているのは
ホルムアルデヒドのみです。

F☆☆☆☆のFはformaldehydeの頭文字です。
JIS、JASのF☆~F☆☆☆☆のグレードは建材のホルムアルデヒドの放散量の等級を表すだけで、
建材のVOCの放散量には特に法的な制限がありません。あくまでも指針値があるだけです。

2つ目の問題は最上位規格F☆☆☆☆建材のホルムアルデヒドの放散量は
ゼロではないことです。つまり「毒入り」建材なのです。

F☆☆☆☆建材のホルムアルデヒドの発散速度が0.005mg/㎡h以下です。
F☆☆☆☆はもっとも毒の放散量が少ない等級であって、「無毒」ではありません。

大手ハウスメーカーも建材メーカーもこぞって、
最高等級のF☆☆☆☆を標準採用だから安全です、
健康住宅使用です、シックハウス対策はばっちりです、
と言いますが、ホントでしょうか。

毒をまったく含まない建材は「告示対象外」の建材となっていますので、☆は全く表示されません。
代表的なものは無垢材、漆喰、レンガ、タイルなどです。

最後、3つ目の問題は、基準値の単位です。

mg/㎡hは建材1㎡当たり1時間に放散されるホルムアルデヒドのmg数を表します。
つまり、F☆☆☆☆は1㎡当たり1時間に放散されるホルムアルデヒドが0.005mg以下ということです。
あくまでもたった、1㎡です。

家一軒で0.005mg/㎡hを表すと、
例えば延べ床面積35坪の総2階建ての家の床、壁、天井の総面積はおおよそ600㎡になります。

最近のハウスメーカーの主流住宅は床下地は合板、床仕上げは化粧合板です
壁も体力壁は構造用合板を使います。仕上げはビニールクロスです。
天井の仕上げはビニールクロス、屋根下地は合板。室内ドアは化粧合板。
構造材も集成材の柱や梁です。

もはや全面からホルムアルデヒドが発散されているに等しい状況です。
ということは家一軒で1時間に3mgのホルムアルデヒドが放散されていることになります。

先程の延べ床面積35坪の総2階建ての家の室内空間はおよそ300㎥です。
計算すると1時間当たり0.00001ppmの割合で放散していることになります。

WHOも厚生労働省もホルムアルデヒドの指針値は25℃換算で0.08ppmです。
つまり換気をしなければ8000時間、1年に満たない時間で指針値を超える濃度になります。
ですから、F☆☆☆☆の基準はものすごく甘い基準値なんです。

また、ホルムアルデヒドの半数致死量はマウスの経口投与で100mg/kgです。
大人で体重60Kgの人が、その住宅で2000時間過ごすと、
半数は死に至る程の量のホルムアルデヒドが発散されているのです。
2000時間は83日と3か月に満たない時間です。
小学生で30Kgなら1000時間、3000gの赤ん坊ならたったの100時間です。
恐ろしい量が発散されているのです。

大人が口入れることはないかもしれませんが、赤ん坊は床を這いづり廻ります。
なんでも口に入れてしまいます。考えただけでも、ぞっとします。

たったそれだけの時間で経口投与したマウスが死ぬのと同じ量を吸入したり、
肌や目・鼻・喉の粘膜が触れているのです。

ただでさえ、子供は大人に比べて体重当たりの呼吸量が多いため、
より化学物質の影響を受けやすいです。

その結果、現在もシックハウス症候群の患者は発生し続けています。
アトピー患者も増え続けています。

現実にハウスメーカーの建物では
ホルムアルデヒドだけでなく、TVOCの測定値も10,000~20,000μg/㎥を示しており、
TVOC400μg/㎥以下を達成するためには構造材、建材、施工方法を
厳しく制限する必要があるのです。

だから、「神様が宿る家」ではゼロ宣言にこだわり、本物の健康住宅を追究するのです。
大人は住む家を選べるが、子供たちは選べない。
だから、本物の健康住宅でなければならない。それが大人の責任です。

今日も一日頑張りましょう。今の子供たちのためにも。将来の子供たちのためにも。

2013年2月14日木曜日

恐ろしい洗脳教育

昨日は東京でとある資格の受験対策講座を受けてきました。
住まいネットの高木です。

とある資格とは「健康住宅アドバイザー」
この資格試験はNPO法人日本健康住宅協会が実施しているものです。

そのNPO法人の会長は積水ハウス、副会長は大和ハウス。
そのほか正会員に旭化成ホームズ、積水化学工業、パナホームなどの
大手ハウスメーカーがずらり。

NPO法人日本健康住宅協会の定款の第三条(目的)には(以下抜粋)

~~本法人は現在我が国で生じている様々な住環境及び室内環境の障害の解決を目指して、
住宅の作り方と住まいの両面から健康住宅を実現するために、
設計技術の確立と、普及のためのハウスメンテナー会の組織作り、
及び一般生活者の啓蒙を図ることを目的とする。~~

とあります。ビックリです。
我が国で最も販売している5社が我が国で起きている障害の解決を目指して活動する、
というこの矛盾。

しかも、講座の冒頭で、品質が低いのは「欠陥住宅」、
使い方や住まい方が悪いのは「欠解住宅」、
住宅健康アドバイザーとは適切な対処法をアドバイス出来る人との説明からスタートしました。

つまりは「自分たちは良いものを作っているにも関わらず、
使い方や住み方に誤解や問題があるので理解に欠ける「欠解」という状態にあるので、
正しい使い方と住み方を理解してもらうために、適切な対処法をアドバイスしましょう。」というもの。

我が国で起きている障害は自分たち造り手が悪いのではなく、
住まい手の理解が悪いから起きている、だから啓蒙するために
「日本健康住宅協会」ならびに「健康住宅アドバイザー」があるということになる。

テキストには日本の住宅寿命を短くしたのは品質ではなく
住居に対する満足度が不十分なため建て替えが多くなったとあります。
講師も試験に出るため、それを強調していました。

自分たちが悪いのではない、ライフスタイルの変化だと。

他責にするのもいいかげんにしてほしい。
それをNPOを作り、テキストで書き、受験者に覚えさせる。
恐ろしい洗脳教育です。

試験内容は結露の問題、ホルムアルデヒドとVOCの問題、腐朽菌とカビの問題、
シロアリとカンザイシロアリの問題、温度湿度の問題、日照や照明の問題など、
住宅を扱う人間であれば知っておくべき問題ばかり。

にもかかわらず、積水ハウス、大和ハウスのの社員の合格率は40%。
これまた、びっくりです。最低限の知識もないまま営業している恐ろしさ。

ちなみに、今回の受験対策講座を受講すると95%になるという。
それもそのはず、講座では、試験で出るところを全部教えてくれる。
ひらすら出るところをアンダーラインを引きまくるだけ。

講師曰く、試験に来ない限り落ちることはない、という。
これで落ちたらよっぽどの馬鹿かこのブログを書いたからどちらかでしょうね。
結果をお楽しみに。

正しい情報を伝えるために、今日も一日頑張りましょう。

2013年2月13日水曜日

「神様が宿る家」認定書

今月から「神様が宿る家」の認定書発行の手続きが続々と始まっています。
昨日も2件の現場の書類に目を通し直して、発行届に捺印しました。
住まいネットの高木です。

「神様が宿る家」の認定書は私たちが伝え続けている、本物の家づくりを
1mmの嘘もなく、実践したことを認定するために
住まいネットとグリーンライフグループの第三者が
ダブルチェックして、発行している仕組みです。

決められた材料を規定量きちんと使用したか、
決められた仕様どおりに施工されたか、
決められたルールどおりに手続きや検査は実施されたか、などすべて確認します。

そのために提出いただく資料も膨大になります。
契約書から図面、仕様書、仕上げ表、構造計算書、完成保証書、スポット団信加入書、
資材の規約書・発注書、施工現場写真、施工・竣工チェックシートまで。

工務店にとってはものすごい負荷です。

なぜ、ここまでやるのか。

お施主様の不安を解消するためです。

家づくりを考えられた方がどこで建てるかを考えたとき
大方の人が大手ハウスメーカーで検討します。
テレビCMや新聞広告、インターネット広告や住宅展示場など
マスに対する情報量が多いですから、仕方のないことです。

でも中には、自分の理想とした家をつくりたいと思う方がいたり、
また、家は生涯の中で一番高い買い物ですので、失敗したくないという方もいます。

そういった家づくりの勉強を熱心にされる方にお思いが届くように
澤田先生が全国で本物の家づくりセミナーを開催しています。
それ以外にも書籍や雑誌やウェブサイトなども活用して伝える活動をしています。

私たちの家づくりは志を同じにした日本全国各地域の工務店が建築しています。
しかし、名も知らない工務店に依頼することに不安が付きまとうのです。

「ほんとうに、ここにお願いして、大丈夫なのか?」
「セミナーで聞いた通り、本で書かれたとおりの家ができるのか?」

 心に不安がある限りは、お客様は次の行動には動きません。
 その不安解消の一環として、私たち第三者が確認して、認定書を発行しています。

チェックも非常に厳しく行っています。
当たり前ですが、一つでも不備があるものには認定書を発行することはいたしません。
お施主様のためになりませんから。

工務店から見ると、我々住まいネットは「うるさい存在」です。
あれはダメ、これやれ、いつまでに提出しろと。
正直、嫌われ者かもしれません。おそらく、言いたい文句の一つでもあるでしょう。

しかし、我々はお施主様を向いて行かなければなりません。
その家に住むのは工務店ではなく、お客様だから。
1㎜も嘘のない本物家づくりを全国に広げるために活動しているのです。

すべてはお客様のために。

今日はこれから東京で研修です。
頑張ってきます。

2013年2月12日火曜日

まずは、強い思いから

皆さんの三連休はいかがだったでしょうか。
澤田先生は東北遠征で郡山、山形、仙台にて
「本当に良い家づくりセミナー」をしていただきました。
報告いただいた各地の見学会やイベントも大盛況だったようです。
住まいネットの高木です。

私たちの活動で一番大事なことはなんでしょうか。

それは、思いが伝わり、理解され、行動していただくこと。

あたりまえすぎる答えですね。

これはどんなビジネスでも、そうですね。
DMやチラシを撒くにしても、店内での接客にしても、
最近、体罰問題で話題の教育現場でもそう。

メッセージ性が強い映画や報道などでも当てはまります。
アベノミクスで円安や株価の上昇が続いているが、政治や経済でもそう。
企業の新卒採用1000人やローソンの賃金3%アップ、といった動きもそう。

家族や恋人、友人など、プライベートでも当てはまること。

それだけ、普段当たり前のようにしていること。
しかし、なかなか伝わらない。

多くが伝えてはいるものの、伝わっていない。
目や耳などに届いているものの、心までは届いていない。
心が動かないと、行動にはつながらない。

世の中の出来事、特に悲しい事件や宗教紛争、国境問題など
思いが伝われば解決できることはたくさんある。
互いの思いが交錯するから揉めごとになる。

だから、一方的な思いではなく、
相手の心の動きを察して、感情に働きかける必要がある。

つい先日セミナーを聴いた神田昌典さんのエモショナルマーケティングも、
イタリアの行動経済学者のモッテルリーニーさん著書の「経済は感情で動く」でも、
「感情は理性に勝る」、と言っています。

理論理屈だけでなく、自分の思いを相手の感情にどう働きかけるのか。
見た人、読んだ人、聞いた人がどのように感じ、どう動くのか。

相手の「喜び」、「悲しみ」、「悩み」、「怒り」、などの感情に、
相手が日常使っている言葉で表現できたとき、はじめて共感が生まれ、心が動く。

だが、その心の琴線に触れるには、小手先のテクニックではなく、
心の底からの思いがあって、始めて触れることができる世界。

だから、本気で日本の住宅を良くしたい、健康で快適に暮らしてほしという、
強い思い、信念がなければ、伝わらない。

今日もその志を強く持ち、頑張ります。

2013年2月11日月曜日

人格は繰り返す行動の総計である

一昨日の失態でまだまだ凹んでいました。
セミナーご参加いただいた方と電話で話したり、
皆様の頑張っている姿をブログで拝見したり、
うれしいお知らせをFacebookで見てると自然と元気になれますね。
住まいネットの高木です。

正直、こういったことからの切り替えはものすごーく苦手で、
あまり話もしたくない、引きこもりたい、逃げたい心境に駆られます。

そうしていても仕方がないのは頭ではわかっているのですが、
気持ちがなかなか、ついて行かないものです。

しかし、余計なことは考えず、今、目の前のことと向き合う。
凹んでいる場合じゃない。「本物の家づくり」を希望する人がたくさん待っている。
こうしている間に間違った選択をしてしまう人が沢山いる。

まずは習慣から改める、ということで、
久しぶりにコヴィー博士の「7つの習慣」を引っ張り出してきました。
「人格は繰り返す行動の総計である。」
「全ての行動は自分で選択できる。」
「大事を小事の犠牲にしてはならない。」
「小さなことを大切にする」

間違った考えや行動を修正すべく、
もう一度自分の基礎、自分自身の行動の原則を作り直しです。
やるもやらないも自分次第。

リストバンドを引っ張って、
「本物の家づくり」を一人でも多くの人知って、理解していただき、
同じ志をもった仲間とそれを実現するために、
日々の行動を積み重ねていかなければならない。

今日も一日、頑張りましょう。

2013年2月9日土曜日

ネジの緩みを巻き直して

昨日は東京で中国伝統風水の導入勉強会でした。
講師していただいた澤田先生に失礼な態度を取り
参加いだいた皆様を白けさせ、ご迷惑をおかけしました。
住まいネットの高木です。

聴く姿勢がなっていなかった。ごもっともな話です。

真剣に工務店のことを考えてお話くださっているにもかかわらず、
最後尾で知った顔して、周囲の話に反応したり、別の事をしたり。

その時、自分では時間を効率的に活用していた気になっていた。
馬鹿ですね。本当に馬鹿です。
話し手の気持ちは前職で痛いほど感じていたのに、
聴く姿勢すらできていなかった。

小学生でもできることができていない。
工務店の皆様の見本とならなければならない私がこの低堕落。
本当に情けない限りです。

どこかネジがん緩み、我を忘れ、慢心になっていました。
心改めて、ネジを巻き直し、善処します。
立場をわきまえ猛省します。

今、自分にできることを精一杯、
全力で毎秒毎秒真剣に。

2013年2月8日金曜日

ちゅうちょせずに、思いっきりやる!今すぐに!

昨日は名古屋で神田昌典さんのセミナーに参加してきました。
住まいネットの高木です。

セミナーのタイトルは「2013年に飛躍する人の条件」。
 一言で言ってしまえば、夢を叶えたい人のための自己啓発セミナー。
ですが、私の目的は自己啓発ではありませんでした。

神田さんと言えば、ダイレクトレスポンスマーケティングの第一人者で
ショッキングピンクの表紙の著書「あなたの会社が90日で儲かる」では
マーケティングにおいて感情を動かす、エモーショナル・マーケティングの手法を広めました。
今でもチラシやPOPなど多くの影響を与えています。

そして、著書「成功者の告白 」では
内容は私が見て体験してきた実在企業とも非常に被ることばかり。
仕事と家庭、成功と失敗には不思議な因果関係を小説仕立てで
本当の成功とは何かを教えてくれました。

そんな神田さんが「春夏秋冬理論」とういう周期理論を唱えています。
事業や製品のライフサイクル、成長カーブのように周期性をビジネスの考え方を、
星の動きによって世相全般を読み解く占星術と重ね合わせたもの。
考え方は九星と似ていて、同年生まれの人はみんな同じサイクルになります。

神田さん、本人が言うように、胡散臭い。
科学的根拠がない、信用できない、という人もいる。
そんな「春夏秋冬理論」を神田さんがどのように話すのか非常に興味があったのです。

 神田さんはこう話されました。
「私はMBAを取得した、どちらかというとロジカルな人間です。
多くのコンサルティングを経験してきた中で、
どうしても論理的に説明できない境遇に陥るのです。

しかし、人生を12年周期でまわる4つの季節に分類してあてはめることで、
多くの事例が説明がつくのです。
始めはこんな簡単に人生が説明つくわけないじゃん、って思いましたよ。
私はMBA取るくらいロジカルな人間ですから。
でも、今までその方法で色んなことを予測でき、実際にそうなってきたんです。」

う〜ん・・・私には使えない、神田さんだから言える説明の仕方でした・・・。
言い方だけでなく、言う人の問題が大きいですね。
権力者が言うと、それに影響される人が多いように。

さて、セミナーで2013年がどうなるか、そして飛躍する条件は何かというと、
「拝金主義の時代はもう終わった」。これからは「共感」「つながり」「絆」の時代である。

2013年は6月25日を境にして、流れが全く変わる。6月25日までは順風満帆。
とにかく漕ぎだした船を風に乗せていけば、前には進んでいくから。
新規事業や世の中でのPR活動など「広げる」をガンガンやると流れに乗りやすい。

一方、6月26日以降は突然、風が止まる。
それ以降はそれまでに集まってくださった方をコミュニティ活動等で大切に「育む」といい。
この切り替えが非常に重要だと。

あなたが本当にやりたいことは何か?それを追究する。
そして、ちゅうちょせずに、思いっきりやる!
今すぐに!

WHY WAIT?
待ってちゃダメ。今すぐ!

成功している人が言うことは共通していることが多いですね。
ということで、今日も、頑張っていきましょう。

2013年2月7日木曜日

すぐ取り組む人、取り組めない人

昨日、東京にて書店発売されました『医師が薦める本物の健康住宅』2013年春夏号
印刷ミスで多くの方にご迷惑をかけ、1週間遅れましたが、無事、発売されました。
住まいネットの高木です。
ちなみに、西日本・北海道などは、本日の発売日となります。

今回の騒ぎで工務店の取組スピードの違いがよくわかりました。
工務店購入分が先月25日金曜日に配布され、
印刷ミスに気づき回収指示が出たのがその翌日の土曜日。

その段階ですでに来店されたお客様やイベントで配布を実施していた工務店もあれば、
まだ、箱の開封すらされていない工務店もありました。

取り組み状況をヒアリングしたわけではありませんが、
その取り組みスピードの違いが、売れている工務店と
そうでない工務店の違いとなってはっきりでました。

また、先日の住まいネット全体会議で、配布されたものの
当日の進行状況の都合で説明することのなかった、「契約時説明チェックリスト」

すぐにデータでほしいと言ってくる工務店もあれば、
すでに、社内の勉強会で活用しているところや、ロープレで使用しているところなどもあります。

しかし、グループ内での使用は必須でないなら使わなくていいよね、と言ってくるところもあれば、
契約時に別の書面があるから使用しない工務店まで。

その書面をみれば、まるで契約書の約款の別紙のような、言質をとる確認書。
確かに内容も重複する項目もありますが、そうでない項目も。
お施主様のためというより、工務店の保身のための書類。

もちろん、こちらが説明していないので、意図が伝わっていないのは仕方ありませんが、、、

チェックシートはお客様の言質を取るという意味でなく、
理解いただけたことを営業とお客様との間で
一緒に確認していただくために作ったシートです。

お客さんだけでなく、営業サイドも確認することが大事だと思ってます。

契約締結時に、いきなりこのシートを使うというより、
契約前のコミュニケーションツールとして活用していただければと考えています。
その結果、最後にサインをいただけるようになっています。

いずれにしても、その取組スピードが売り上げを左右するのは間違いありません。
楽天の三木谷さんも著書「スピード!スピード!スピード!」の中で
スピードの重要性を説いています。

今日もスピードを意識して、頑張りましょう。

2013年2月6日水曜日

誰のために何のために存在しているのか

昨日は岐阜で澤田先生を交えて住まいネット会議。
わずか1時間ですが、非常に内容の濃い1時間でした。
住まいネットの高木です。

多くの議題の中で、今後の住まいネットのあり方について、話がありました。

澤田先生の本物の家づくりを広める活動の全面的サポートを目的として
設立して3年が経ち、現在4期目。その活動の場は澤田先生講演の「家づくりセミナー」です。
そして、一昨年の10月より、セミナーの主催をNPO法人ハウスドットコムへ移管しました。

これまでもNPO法人ハウスドットコムは広く市民に対し、
本物の建造物を見極めるための目や耳を養うため、
家づくりに関するセミナー等を開催し、人材の育成を行い、
健全な住宅文化の発展と一般消費者に勉強する場所を提供する活動をされていました。
その一環として、澤田先生の活動に共感していただき、「家づくりセミナー」の主催を引き受けていただきました。

セミナーの主催の移管後も
NPO法人ハウスドットコムへは、住まいネットより資金援助だけでなく、
人的資源の提供や展示品や配布物などの提供を行ってきました。
私も週の1/3程度はNPO法人ハウスドットコムとしての活動でした。

しかし、今なお、住まいネットには家づくりの一連の流れにおいて、
エンドユーザー様をサポートする「第三者機関」としての役割が残っています。
家づくり相談や資金計画サポート、土地探しやさらにはデザインプランの作成まで、
エンドユーザー様からは1円もいただくことなく実施してきました。

昨日の会議でこうした「第三者機関」としての役割を
NPO法人ハウスドットコムへ移管することとなりました。
今後エンドユーザー様へのサポートはすべてNPO法人ハウスドットコムで実施することなります。

そして、住まいネットはもう一つの役割に特化します。
それは全国の工務店への支援です。
「本物の家づくり」を提供するための工務店や技術者、職人を育てることです。
工法や技術のみならず、「1mmも嘘のない本物の家」を建てるために必要な「人間力」、
心の教育も実施しています。

といっても、私の仕事が大きく変わるわけではありません。
今まで通り、住まいネットの社員でありながら、NPO法人ハウスドットコムでの活動も続きます。
ただ、対外的にみると、住まいネットやNPO法人ハウスドットコムの役割が明確になります。
事業の対象と目的を明確にする。これはビジネスの基本です。

NPO法人ハウスドットコムは一般のエンドユーザー様に住宅業界の真実を知っていただくこと。
そして、「本物の家づくり」を希望される方には家づくりの相談サポートをするために存在する。

住まいネットは本物の家づくりに共感した同じ志を持つ工務店に
1軒でも多くの「神様が宿る家」を建てるためのサポートをするために存在する。

これは私が以前から主張していたことでもあるので、今回の決定は非常にうれしいです。

 これからも、もっともっと世の中が良くなるように、
一人でも多くのお客様に安心できる家づくりをしていただくために、
力の限りの努力をするのみです。

それでは、今日も頑張っていきましょう。

2013年2月5日火曜日

冬のさなかに春の気配を探り、夏の盛りに秋の到来を気取る

昨日は立春でした。
立春とは名のみの寒さがつづいておりますが・・・などと時候の挨拶を書いてみたものの
昨日も平年より暖かい3月から4月並みの陽気。文字通り春を感じる立春でしたね。
住まいネットの高木です。

今まであまり気にすることなかった「節分」や「立春」。
「節分」は豆まきをし、関西地方では恵方巻きを食べる日ぐらいの感覚でした。
「節分」や「立春」の意味すらわからず、40年間過ごしてきました。
恥ずかしい限りです。

昨年から中国伝統風水を習い始めて、ようやくその意味がわかりました。

西暦では1月1日が新年の始まりですが
旧暦では2月4日を新年の始まりと考えます。
つまり、一昨日の「節分」が年末で、「立春」が新年となります。

中国伝統風水では太陽太陰暦という旧暦を使用するので、
昨日の「立春」から2013年がスタートしたことになります。

また、この「立春」は「二十四節気」のひとつです。

日本では1873年、明治6年に西暦が採用されるまでは旧暦(太陰太陽暦)を使っていました。

しかし、旧暦は月の満ち欠けを基にしているため、
太陽の運行によって生じる季節とずれてきてしまう問題があり、
そこで正しい季節を知るために用いられたのが二十四節気。

二十四節気は1年を24分割し、約2週間ごとの季節の変化を示す暦。
旧暦時代には人々は二十四節気を見ながら農耕や日常生活を営んでいたそうです。

「冬のさなかに春の気配を探り、夏の盛りに秋の到来を気取る。」
俳人の長谷川櫂さんの二十四節気を表した言葉です。

季節の移り変わりを探り、感じることで、次の季節の準備をする。
常に先を見据えて準備する。
澤田先生がよく言われる、未来の想定と同じですね。

次に何が起こるか想定して動くのと、
何も考えずに動くのでは、おのずとその動きが変わります。

会社の事業計画も同様です。
未来を想定することでそれが現実となる。
想定もせずに上手くいったとしても、それは単なる偶然です。

とはいえ、未来が想定通りになるとは限りませんから
適宜、修正が必要です。

この2月は12月に年度が始まる住まいネットにとって第一四半期の締めの月。
再び、今を見て、先を見据えて、今やるべきことをしっかりやることが大切です。

今日は岐阜で澤田先生との会議です。
多くの気付きを得られる場です。

それでは、今日も一日頑張りましょう。

2013年2月4日月曜日

バイオマス発電

昨日の生体エネルギー体験会は25名もの参加で大変盛り上がりました。
住まいネットの高木です。

生体エネルギーが入ったコンクリートを住宅の基礎と見立てて
無垢の板を乗せたうえでの、レモンと醤油の味覚実験。
尾山さんの実体験を交えた生体エネルギーの話。
わかりやすく、ユーモアを交えた、独特の語りは、
参加者を惹き付け、みなさん、話に夢中。

お昼にはラジエントヒーターで作ったハンバーグを試食いただき午後の部へ。
風水の話や生体エネルギーを活用したオリベックスクリームの体験へと。

質問も沢山でて、予定時間1時間近くオーバーして終了。
終了後も質問が途絶えることもなく。
改めて、生体エネルギーのすごさを実感しました。

さて、その生体エネルギー技術を活用し、
今、グループで取り組んでいるのがバイオマス発電。

その取り組みが3月上旬に「報道ステーション」で取り上げられることになりました。

バイオマスエネルギーの例は全国には500か所近くあるのですが、
成功例がほとんどないのが現状です。

最大の懸案は発電効率。
通常ではガスへの効率がどうやっても最大65%。

しかし、開成の遠山さんが開発した
生体エネルギーを活用したバイオマスプラントでは、
なんと、92%という大変高い効率。

微生物の働きが活発になるからだそうです。

このバイオマス発電も生ごみなどの食物残渣などを発酵させ発電させるのですが、
嫌な臭気は一切しないそうです。これも生体エネルギーのなせる業。

そんな素晴らしい技術もテレビでは「生体エネルギー」という言葉は一切使われないとか。
悔しいですね。

一刻も早く、生体エネルギーが日の目を見て、
堂々と世の中に貢献できる日が来るといいと思っています。

そのためには根っこの技術の開示は避けられないと思います。
全ては開発された生体エネルギー研究所佐藤政ニ先生の一存次第なのですが。

世のため人のためになることですから。
是非ご英断されることを願ってます。
真のギブ&ギブの精神で。

では、今日も世のため人のために頑張りましょう。

2013年2月3日日曜日

生体エネルギー体験会

今日は名古屋での生体エネルギー体験会のお手伝いに行ってきます。
住まいネットの高木です。

生体エネルギーってちょっと怪しい響きです。
ですが、「神様の宿る家」には全棟この生体エネルギーが活用されています。
生体エネルギーを活用することで
健康に害のない健康住宅ではなく、
健康になる本物の健康住宅が実現できています。

生体エネルギーという言葉は昔から使われていたようで、
全ての存在が持っているエネルギーのことです。

全てのものは分子、さらには素粒子である、クォークや、レプトンにまで分解されます。
生体エネルギーとはそれらの分子や素粒子が動く運動エネルギー(分子振動)のことです。
人はそれを波動、電磁波、と言ったりします。私たちは情報と言います。
その情報が人にプラスの作用をもたらせます。

もともと生体エネルギーは農業で発見されました。
作物を同じ畑で作り続けると収穫量が減る、連作障害が起こります。
本来、作物が生り、やがて自然と土に帰るのですが、
人が収穫することで、本来、土に帰るエネルギーが戻らないことによって、
エネルギーの低い土壌になってしまうことが原因と考え、
土づくりから研究、工夫され、その連作障害を克服した技術です。

その生体エネルギー技術を住宅に活用することにより、
身の回りにあるものの酸化を遅らすことができます。

例えば、実際に生体エネルギーの水を混ぜたコンクリートの上に置いたレモンは
同時に切った影響の受けていないレモンと酸っぱさが異なります。
レモンの酸味は酸化によるものです。

例えば、調理用の食用油も生体エネルギーの影響を受けるものとそうでないものを比較すると
油の色が明らかに違います。
生体エネルギーの影響を受けたものの方が本来の油の色に近く、濁ってません。
そうでない油は酸化し茶色く濁っています。

つまり、生体エネルギーには酸化を防ぐ抗酸化の働きがあるのです。
嫌な臭いも、油汚れが付くのも酸化現象です。
ですから嫌な臭いがしない、油汚れでベト付きにくくなります。
抗酸化の働きがあるということは人間にとっても老化しにくいということです。

大阪府立大学での実験で、生体エネルギーの影響をうけた人のデータは
基礎代謝が高まり、
体脂肪率が下がり、
唾液中に含まれる免疫抗体イムノグロブリンA(s-IgA) の数値は高まり、
血液中の活性酸素量は減り、
血中抗酸化力 は高まり、
安静時心拍数、呼吸数はともに下がり、
大脳活性値は高まり、筋血流量は増え、
動体視力、眼球運動、瞬間視は高まり、
血液生化学検査 γGPTなどの肝機能の改善され、
総コレステロール、中性脂肪、血糖値はいずれも下がり、
善玉コレステロールは増え、悪玉コレステロールは減る、という結果に。

波動測定の基準値も全ての項目でプラスとなり、エネルギーは高く、人体に良いものであり、
マイナス項目がないので、人体に良くない状態を引き起こす、悪いエネルギーが一切ないことに。

エネルギーが高いことはもちろん素晴らしいことですが、
悪影響を及ぼすことが全くないことはもっと素晴らしいです。

 それを私たちは住宅に活用してます。
生体エネルギーを活用した「神様が宿る家」は住めば住むほど、
体が良くなる本物の健康住宅になるのです。

住宅以外でも、農業や食品加工、貴金属加工などあらゆる分野で使われています。
皆さんが一度は口にしたことがある、
老舗銘菓や大手食品メーカーのアイス工場などでも活用されています。
トップアスリートや大人気アーティストまで様々な人が活用しています。

こう書いてもわかりにくく、ご自身で体感いただくことが一番わかりやすいので
生体エネルギー体験会を全国各地で開催しています。

 今日の講師はこの方、きっと素敵な会になるでしょうね。
 どうぞ、宜しくお願いします。

それでは、今日も元気に頑張りましょう。

2013年2月2日土曜日

前工程と後工程と思いやり

最近時間が経つのがものすごく速いです。
先週セミナーを実施し、終わったと思ったのも束の間、
今日は家づくりセミナー岐阜へ行ってきます。
住まいネット高木です。

時間が経つのが早いと感じるのは、
仕事が充実しているからなのか、仕事に追われているからなのか、
どっちもな気がします。

さて、その仕事ですが、一人で完結できる仕事というのはほとんどありません。
社内であれ、社外であれ、多くの人が関わることで始めて成し遂げられるものばかりです。
建築はその最たるものです。

多くの人が関わる以上、必ず前工程か後工程、もしくはその両方があります。
最終工程であればその次はお客様になります。

しかしながら、後工程を意識した仕事に接することが少なく感じます。
いわゆる「残念な仕事」です。

たとえば、ただ山積みしてある印刷物、片付けされてない書類や備品、
意味の分からない指示、サーバ内に無作為につくられたフォルダ。

建築現場へ行けば、汚い現場や雑な仕事。
例えば、いい加減な養生の仕方、隙間だらけの外断熱材ネオポールの張り方。

最近のニュースではマクドナルドの60秒サービスで「雑になった商品提供」、
教職員の退職手当が引き下げられる前の「駆け込み退職」。

後工程を意識した仕事ができるようになるたった一つの要素は
後工程への「思いやり」だと思います。

自らのことしか考えずに、「自分さえよければいい」と思う心、
何のための仕事か考えずに、「与えられたことをこなしさえすればいい」と思う心。
そういった傲慢な心ではなく、利他の心でありたいものです。

自分もできていないことがあるのではと、自分への自戒を込めて。

本物の家づくり「神様が宿る家」をひとりでも多くの人に理解していただけるよう
今日も一日頑張ります。

2013年2月1日金曜日

職人にプライドを 2

小学校3年の時に半分壊して2階を増築した時が大工さんとの出会いでした。
住まいネットの高木です。

実家は旗竿地で重機も入らず、地元の大工さんが手作業で解体し、庭で材木を刻みながら
家を造っていく姿を覚えています。

小学校から一目散に帰ってくると、大工さんの仕事姿を飽きもせず眺めていました。
これが私にとって「家」、「建築物」に興味を抱くきっかけとなりました。
それから街のあらゆるところで、新しくできる建築物にワクワクし、
塀越しに眺めるようになります。

昔の大工さんは棟梁と呼ぶにふさわしく、弟子への指示、教育はもちろんですが、
設計から積算から、他の下職さんの段取りや手配、材料の発注など
すべての現場を仕切っていました。

しかし、今では積水ハウスや大和ハウスなどハウスメーカーが台頭し、
工場で加工した部材を組み立てる、いわゆるプレハブ住宅がほとんどです。
ゲンノウもカンナやノミもいらない。ただ部材を組み立てるだけ。
もはや、職人がすることではなく、作業員がすること。
魂込めた家づくりとは程遠くなっています。

仕事も分業が進み、設計は設計事務所が行ったり、
工務店が積算や現場を管理するようになることで、段取りや手配、材料の発注などを行うと
大工としての仕事は棟梁ではなく、木工事担当の下職人となってしまっている。

自ら考えるのではなく、ただ指示を待ち、その指示に従い、
完成した家の引き渡しに立ち会うこともなく、お施主様の喜ぶ顔を見ることもなく、
次の現場へと向かう職人たちに、その魂を見ることはほとんどない。

その結果、工業製品と化した無味乾燥とした家が立ち並び、職人魂は消えつつある。
経済的な合理性と効率を追求した結果の代償。

本物の家づくり、神様が宿る家は魂が入って初めて完成する。
それを入魂するのは他でもない大工を中心とした本物の職人である。

職人一人一人が、この家づくりに気概を持ち、職人として高い志を持つ
自分たちが携わった家を後世に誇れる仕事をしていただく。

その思いを共有し、より良くするため話し合いをし、自ら取り組む。
気概も志も誇りも与えられるものではない、自らの中に見出すもの。
協力業者会はそのための場の提供です。

それ以外にもお施主様との接点を増やすことで、実感してほしい。
素晴らし仕事をしていることを。多くの喜びを与えたことを。

今年も多くの業者会に参加し、そのサポートをしていきたい。
今日も思いを込めて、頑張りましょう。

2013年1月31日木曜日

職人にプライドを

昨日は2週間ぶりのお休みをいただきました。
住まいネットの高木です。

休みに久しぶりに小説を読みました。
池井戸潤さんの「七つの会議」。
いわゆるビジネス小説ですが、「何のために働いているのか」、考えさせられます。
自分の中では答えは明確ですが、小説とはいえ、様々な場面で登場人物に
自分を置き換えて考えることで、いろんなシュミレーションしながら楽しみました。

さて、一昨日参加した協力業者会、こちらの工務店では一括外注から
分離発注へ切り替えをしていたこともあり、
協力業者会の取り組みもようやく始まったばかり。正直まだまだです。

そんな中で、私も少しお話をさせていただきましたが、
一番気になったことは、協力業者の皆さんが下を向いていることでした。

初めての場だからなのか、恥ずかしいからなのか。
前半に自分たちの現場の実情を見せつけられたからなのか。

なぜ、協力業者会を開催するのでしょうか。少し考えてみたいと思います。

そのねらいは3つあります。

1.お施主様と工務店と協力業者の思いを共有するため
2.家づくりの品質向上のため
3.協力業者の主体性を高めるため

まずは「思いを共有する」についてですが、
家は工務店だけで作り上げることはできません。
基礎工事から大工工事、電気工事や設備工事、左官工事など
そこに携わる多くの人の協力があって始めて一棟の家が出来上がります。

澤田先生は「魂込めて家造れ」とよく言います。
お施主様、工務店、協力業者さん、この三者の思いが一致して
お互いの理解があって、はじめて、魂が込められた、いい家づくりができるのです。
夫婦でさえ、話もせずに、以心伝心で伝わることがないのですから、
そのためには思いを共有する場が必要です。

つぎに「品質向上」について
これは疑問に思う方は少ないと思います。

特に我々が提供する注文住宅は受注生産品です。
そして、工場でつくるのではなく、現場でつくり上げていきます。
また、多くの人が携わります。前工程、後工程が発生します。
そして、無垢材など自然素材ばかりを活用します。

お客様に永く、安心しで、健康で、快適に暮らせる「神様が宿る家」にとって
品質向上は欠かせません。
どんなにいい営業であっても、どんなにいいプランができても、最高の商品であっても、
品質が良くなければ、真の顧客満足は得られません。
そのために協力業者様同士で品質向上について考える場を提供する必要があります。
そして、たえず、 レベルアップしていくことが必要だと考えています。

最後に「主体性を高める」についてですが
 いい家をつくるためにはお施主様、工務店、協力業者、三者が対等の立場であるべきです。
注文者、元請け、下請け、などといった表現をするとお金の流れなど上下の関係に考えがちです。
しかし、実際には三者それぞれにメリットがある、ウイン、ウイン、ウインの関係であるべきです。

繰り返しになりますが、職人さんの魂が入らなければ、本当にいい家はできません。
最高の家づくりのために最高の現場づくりができるよう、
協力業者様が自ら考え、自ら率先して行動していただく必要があります。
工務店から指示されたから「やらされている」ではなく、
そのために主体性を持ち、現場のためにできることを
「自ら考え」「自らやる」ことで最高の現場ができるのです。

そのためにも現場パトロールや協力業者会でのディスカッションを実施するのです。
そして自分たちの仕事に誇りを持っていただくために取り組んでいただきたいのは
引き渡し式への参加です。

できれば全ての協力業者様に自分たちが手掛けた仕事で
どれだけお施主様がお喜びいただけているのか、
最も実感していただける場に立ち会っていただくことが次へのエネルギーになります。
それが、最高の仕事へとつながります。

「何のために働いているのか」

全てはお客様の笑顔のために。

ぜひ、取り組んでいただけたらと思います。

2013年1月30日水曜日

お客様の要求にそのまま応えるのは正しいのか?

昨日は担当工務店様の業者会に行くために休みを返上して行ってきました。
住まいネットの高木です。

業者会の件はまた、別の日に書きたいと思います。

時折、デザインプロデュース依頼で、お客様が希望する図面のままでお願いします、
とういう依頼がきます。

皆様はどう思いますか?

お客様が望むなら、それを実現できるようにすべきでしょうか?
受注のためにはお客様の要求をそのまま受け入れるべきでしょうか?
お客様は神様だから言ったこと全てに従うべきでしょか?

まったくナンセンスだと思います。
こんなことしているから、受注できないのです。

お客様は素人です。工務店はプロです。
プロの皆様がお客様の言いなりになってどうするんですか?

最近のお客様は非常に勉強熱心です。
ご自身でチラシを集めたり、本を買ったり、ネットで情報を集めたり。

しかし、お客様のプランには無理があることが多いです。
特に構造と未来のことに関しては考えていない方が多いです。
直下率が悪かったり、高さが十分でなかったり、
10年後、20年後使いずらい家だったり、など。

お客様のプランが素晴らしく完成度が高いものだったとしても
そのまま受けるのでなく、その背景をしっかりとヒアリングすべきです。

なぞ、この位置なのか?
なぜ、この大きさなのか?
なぜ、その形状なのか?
なぜ、この仕様なのか?
なぜ、この配置なのか?
どのような使い方を考えているのか?

その背景を知ったうえでプロとして、的を得ていると判断したのであればいいのですが、
たいてい背景も聞かず、お客様の言葉を鵜呑みにします。
その結果、最初はいいけど、後になって使いづらい家になったり、
プロとしての意見をもらえなかった、提案がなかった、と不満を募らせます。

プロが造るプランはその一つ一つ、全て意味があるのです。

その位置にしたのも。
その大きさにしたのも。
その形状にしたのも。
その仕様にしたのも。
その配置にしたのも。
どう使うのかも。

意味のないものはありえないのです。

お客様の言葉を鵜呑みにするのではなく、背景をしっかりとヒアリングすることで、
プロとしてお客様にとってベストな助言、提案する。

それが真の「お客様おため」の家づくりではないでしょうか。

そのためにはヒアリング力と筋道を立てて考える力の強化が必要です。
お客様のために、今日も頑張っていきましょう。

2013年1月28日月曜日

反応と結果は反比例?

名古屋に帰ってきて、朝起きたらあたり一面が雪で真っ白です。
住まいネットの高木です。

昨日の家づくりセミナーは参加組数も人数も
一昨日の浜松会場より多かったにもかかわらず、
会場の雰囲気はまったく異なりうなずきや笑いが少なく厳しいスタート。
澤田先生が冗談を言っても非常に反応が薄い。
まるで、東北地区でセミナーをやっているかのようでした。

ちょっと受けが悪いかなと思いましたが、
途中休憩で帰る人もおらず、第二部へ。
澤田先生も熱を込めて話しますが、反応は相変わらず。

アンケート結果も厳しいかなと思いながら、集計すると
ものすごく内容がいい。

「澤田さんのパワーに圧倒されました。真実に衝撃を受けました。」
「感動し、興味がわきました。今日は大変参考になりました。ありがとうございます。」
「知らないことだらけで、びっくりすることの連続でした。」
「涙があふれる位、感動しました。」
「感謝いたします。勉強になりました。」
「ゼロ宣言住宅はとても素晴らしいと思いました。」

などなど、ここでは書ききれないほどたくさんのコメントもいただきました。
 ほっと一安心です。

会場の反応は、話がつまらなかったわけでもなく、思いが伝わらなかったわけでもなく、
皆さん真剣に聞いていた、ということだけでかもしれません。

澤田先生も場を盛り上げようと色々な方法を駆使して、話していました。
話す側としては、反応が薄い中で話すのは非常にやりにくいものです。
だからこそ、全力全開で思いを込めて伝える。

3時間30分のセミナー終了後はさすがに疲れた様子でしたが、
澤田先生の「毎秒全力で生きる」姿勢を目の当たりにしたセミナーでした。
本当にお疲れ様でした。ありがとうございました。

今日は岐阜で、東海地区、関西地区向けの澤田塾です。
「神様が宿る家」を手掛ける工務店のために無料で実施していただいています。

当然、今日も澤田先生は全力で話されるでしょう。
聞く側も当然、全力で受け止め、実行していかなくてはなりません。

今日も全力で、頑張りましょう。

2013年1月27日日曜日

筋道を立てて考える

昨日に続き、今日は家づくりセミナーのため、豊橋へ来ています。
住まいネットの高木です。

昨日の家づくりセミナーは非常に盛り上がりました。
本音全開、冗談も交えて、笑いあり、スピード感もあり、あっという間の3時間30分。
参加者の方はうなづきっぱなし。皆さん、必死でメモを取っています。

正直、ものすごい情報量です。
澤田先生の熱い思いがビシビシ伝わります。
それだけ、皆さんに知っていただきたい、伝えたいことがたくさんあるのです。

しかも澤田先生は頭の回転がものすごく速いので、自然と早口に。
事前に「神様が宿る家」の書籍をお配りしていますが、
読んでないとついていくのが、少し大変なくらい。

ですが、頭にスッと入ってきます。

それは、なぜでしょうか?

それは筋道が通った話をしているから。

澤田先生は超ロジカル思考の持ち主。
だから、話す内容も筋道が通った、理路整然としたストーリーがあります。

筋道とは、AだからBだ、そしてBならばCだというように、段階を踏んで、
前後のつながり納得できるような「理屈」「ものの道理」に合った説明を言います。

まず先に結論を言います。
なぜそうなるのか、基礎的な誰でも納得できること(前提)から始めて、
こうするにはこうしなければいけない。
こうなるにはこうでなければならない、ということは納得できますね、
という話を繰り返して結論へ導きます。

一方で、工務店の皆様から出てくる改善策。
「起きたこと」、「本質的な原因」、「対策」。
この3つがつながっていないことが多いのです。飛躍している、のです。

例えば、起きたこと「工期遅れ」、
本質的な原因「着工までに仕様が決まらなかったから」
対策「コーディネーターを入れる」

これでは筋道は立っていないですよね。
コーディネーターを入れても、工期遅れは防げません。

言葉足らずの側面もありますが、
本質的な原因をもっと、もっと深堀して考える必要があります。
この例であれば、「なぜ、着工までに仕様が決まらなかったのか」を
もっと考える必要があります。

物事を深堀して考え、筋道を立てて考えることを
とことん、やっていかなければなりません。
「なぜ」を5回繰り返して考える必要があります。

今や自動車生産台数世界一のトヨタ。
そしてその「トヨタ式」の根底にあるのが、「カイゼン」という言葉。
英語の辞書にも載っている「KAIZEN」。
そしてその考えに欠かせないのが「なぜ」を5回繰り返す行為なのです。

澤田先生もロジカルなれ、ロジカルに考えろ、結論から言え、とよく言われます。
話を分かりやすく伝えるのも、現場で改善を繰り返すのも、同じです。

お客様のためにもロジカルにならなければなりません。
今日も筋道を立てて考えて、頑張りましょう。

2013年1月26日土曜日

『医師が薦める本物の健康住宅』2013年春夏号

今日は家づくりセミナーのため、
車で浜松へ向かいます。
住まいネットの高木です。

2013年1月31日発売の
『医師が薦める本物の健康住宅』が
発売前の昨日に住まいネットの事務所に
到着しました。

住まいネットの発起人でもある
安日純先生を始め、矢山先生、石川先生、
本物の家づくりに共感していただいた「名医」の
お二方が健康と住まいに対する思いを本音で
熱く語っています。

子育て真っ盛りのタレント、大東めぐみさんと
澤田先生との家づくり対談。

さらには「丁稚のすすめ」秋山木工秋山社長の
職人育成へ本気のこだわり。

そして住宅専門の弁護士、秋野先生が語る
「失敗しない家づくり」と業者選びQ&A。

健康を害する材料や短期間で劣化する材料を
取り除いた住まい「ゼロ宣言」の家の事例も多数掲載。

もちろん、家づくりの基本ガイドもあります。
スケジュールのこと、資金のこと、
家づくりのヒントや本物家づくりをするための情報が満載。

これから家づくりする方にはぜひ見ていただきたい、必見の本です。

それでは今日も本物の家を広げるために頑張りましょう。

2013年1月25日金曜日

心を磨く

今日はいつもより1時間早い更新となりました。
住まいネットの高木です。

なぜならば今日は月に一度の街頭清掃の日だからです。
 この方が毎月25日、7年間、名古屋の繁華街 錦3丁目を掃除しています。

それを知った澤田先生の呼びかけ北海道から鹿児島までの工務店全てが賛同し、
毎月25日の朝6時から7時まで全国で、こうした清掃活動をしています。

今日に限っては、昨日、住まいネット全体会議があったため、
全員で名古屋の街を清掃します。そして街頭清掃の仕方を学びます。

まずは道具の揃え方、並べ方から始まります。
道路に落ちているゴミやタバコの吸い殻を拾うのはもちろんですが、
道にへばりついたガムをヘラで剥がしたり、
ドブさらいをしたり、公衆便所を素手で磨いたりします。

清掃後もゴミを集合場所に集め分別します。
道具も徹底的に洗います。使い終わったゴミ袋までも洗います。

始めて参加した時に、ここまで徹底した街頭清掃をすることに衝撃を受けました。
なぜ、こうした街頭清掃をするのでしょうか?

もちろん地域に貢献するというCSR的な意味もありますが、
実際に街頭清掃に参加したことで、本質的な意味がわかりました。

それは「心を磨くため」ということが。

イエローハットの創業者であり、日本を美しくする会の創設者、鍵山秀三郎さんはこう言います。
「掃除をしていると、小さなことにも感謝できる感受性豊かな人間になれます。」

街頭清掃に参加すると むやみにゴミを捨てなくなります。
真剣にすればするほどゴミのポイ捨てができなくなります。

人は環境に左右される生き物です。
場が汚ければ、そこにいる人の心も荒んでいきます。

それは細かなことに無関心、無頓着になるからです。
細かなことに関心を持てるから、感受性豊かな人間になれるのだと思います。

それでは、心を磨きに行ってきます。
今日も一日頑張りましょう。

2013年1月24日木曜日

気付きを改善行動につなげる場

あわただしく今日を迎えました。
住まいネットの高木です。

本日は住まいネット会議が行われます。
住まいネット会議は年4回実施しています。
北は北海道から南は鹿児島まで、全国の「神様が宿る家」を手掛ける工務店メンバー
120人ほどがここ名古屋に集まります。

そして、今回の会場は前職の支社があるビルの別棟の会議棟で開催されます。
これも何かの縁でしょうか。単なる偶然だとは思いますが。

さて、会議とは何をするところでしょうか?

会議の目的は、情報共有、問題提起、意見交換、
意思決定、問題解決など色々あると思います。

では、住まいネット会議とは何の目的で行われているのでしょうか。
投げ掛けておいて、なんですが、
実は誰にも目的やねらいについて聞いたことはありません。

始めのころは、全国の工務店が集まる情報共有の場であり、
澤田先生から指導をいただく場という解釈でした。

 始めの2回までは、まだまだこの環境に慣れず、サポート役だったこともあり
当事者意識も欠けた傍観者でした。単なる言い訳ですが。

しかし今は違う解釈をしています。
澤田先生から指導をいただく場はというのは変わりませんが、
単なる情報共有ではなく、気付きを改善行動につなげる場であるべきと考えています。

昨年6月の全体会議から会議の一部分のつたない進行役をさせていただいていますが、
その初回はさんさんたる結果でした。

「会議のための会議をするなっ」「時間つぶしならやめちゃえ!」

あのときも130人に近い仲間が集まる前で、澤田先生から容赦ない厳しい言葉をいただきました。

もちろん、そんなつもりはありませんが、考えが甘かったのは確かです。
皆さんが全国各地から時間を割き、お金をかけてこの会議の場に参加しているのに
それに見合うどころか、たいした気付きを得ることもなかったと思います。

今も澤田先生に厳しい言葉を言われるのは変わりませんが、
参加いただいた方にひとつでも気づきを得ていただき、
自社に帰って改善していただくための具体的な行動がわかる結論を
持って帰っていただくことを目標にしています。

それをすることで、より幸せな家族を増やすことにつながることだったり、
より、お施主様の満足度が高まることだったり、より現場の改善につながることなど、
プラスの会議になるようにと。

今回の議題のメインはこの2月から取り組みを始める
「お施主様立会いのサーモカメラによる全棟断熱効果測定」、「騒音計による全棟防音測定」、
「地盤、基礎、構造材などの全棟放射能測定」、「全棟全構造材のホウ酸塩処理」の
具体的な測定の実施方法についてです。

全ての現場において、お施主様が住む実物を測定し、見える化します。
お施主様の不安解消になり品質の向上にもつながります。
また、これまで以上に他社との差別化ができる強力な武器になります。

それと、全工務店の原価を全開示します。コストダウンのきっかけ、見直しに
お役立てていただければと思います。

そして、私から先月発表のしたお施主様一斉アンケートのその後について、
少しだけお話しします。

参加いただける皆様にとって有意義で実りある会議になるように、
今日も一日頑張ります。

2013年1月23日水曜日

インフルエンザワクチンは打たないで

インフルエンザが流行っているみたいですが、皆様は大丈夫でしょうか。
一昨日の澤田塾にもインフルエンザ治りかけの人がいたり、
参加した人が昨日、病院に行ったら陽性反応だったとか。

はっきり言いますが、迷惑ですから。
ウィルスをまき散らすのは勘弁して下さい。

住まいネットの高木です。

こちらでも書いてありますが
「インフルエンザワクチンは打たないで」くださいね。

「インフルエンザワクチンは打たないで」は
元国立公衆衛生院疫学部感染症室長の母里 啓子さんが書かれた書籍のタイトルです。
アマゾンの内容紹介を引用すると、

~~なぜならば、インフルエンザ・ワクチンは効きません!
関係者には常識です。
日本で接種が始まった当初から関係者にはわかっていました。効かないということが。
効果がないので1994年には小中学生への集団接種も中止されてしまったほどです。
効かないことは厚労省もわかっています。「流行対策がない」との批判を避けたいだけです。

手洗い・うがいはじつはインフルエンザには効果がありません。
ウイルスはのどや鼻の粘膜についたとたんに感染してしまうからです。
インフルエンザ・ワクチンは血液中にしか抗体を作れず、のどや鼻には抗体ができません。

インフルエンザ・ワクチンはもともと流行を予測して作られているだけ。
そのうえに、インフルエンザ・ウイルスは日々猛スピードで形を変えるので効果は期待できません。
「打っておいたほうがいい」どころか副作用があるから怖いのです。
死亡者も出ています。打たないほうが安全だし安心です。
そもそもワクチンは病原菌なのだし薬事法上は劇薬です。
接種にはもっと慎重であるべきです。

効かないことを知っている医師も多いのですが、患者離れが怖いから言えないのです。
インフルエンザ・ワクチンは儲かるからなくならないのです。
皆さんも、マスコミやお友達の言うことを真に受けずに、真実を知ってください。

解熱剤タミフル脳症の原因と疑われています。大人も打つのはやめましょう。
ワクチンには「絶対」も「安心」もありません......など。~~

恐ろしいですね。
国も、医者も効かないと知りながら、むしろ副作用があることを知りながら、
国民を欺く国家、金を儲ける医者と製薬会社。

建築業界も同じです。
悪い材料だと知りながら、長持ちしないと知りながら、
シックハウスやアトピーなど健康被害が出ると知りながら、
長期優良住宅といった法案をハウスメーカー主導で作り、自らを潤す。

住む人にとって、幸せな家づくりを本当に広めて行かないといけません。
そして、多くの人に喜んでいただくためにも誠心誠意ある仕事をするべきです。

皆さん、健康に気を付け、今日も一日頑張りましょう。
 

2013年1月22日火曜日

参加しただけでは何も変わらない

昨日、博多で開催された澤田塾では、マーケティングの話を中心に内容盛りだくさんでした。
住まいネットの高木です。

内容の一部を紹介すると

チラシ一枚作るのも
誰に(ターゲット)、何のために(目的)、いつまでに(時間)、どういう会社の考え(経営理念)、
全てが連動していないとダメ。

契約までのストーリーをつくる。
全ては経営理念から始まり、経営理念に合致していなければダメだ。
ストーリーがない戦略・戦術は博打でしかない。

そして、実施した販促の検証をする。
との媒体から集客できたのか、比率を出し、なぜ、集まったのか?なぜ失敗したのか?
かかった費用は?かかった時間は?
全ての結果には原因がある。その原因を追究しなければダメだ。

家の物語では人は動かない、人の物語には人が動く。
人が動くのは感動したとき。思ったどうおり、ではダメ。思った以上で初めて動く、
そのギャップがないとダメ。ギャップがあって初めて心が動く。
演出するためには映画監督になる必要がある。

どんなも戦略・戦術も人がやる。
人がやれるようにするために教育が必要。

などなど、まだまだ、ここでは書ききれないほど、
澤田先生の厳しい叱咤激励あり、笑いあり、濃密な4時間でした。

みんなに良くなってもらいたい、グループのレベルを一刻も早く上げたい、
その強い思いから、一人でも多くの社員さんにも参加してもらうようにと、
全国を4つのブロックに分けて開催していただいています。
こうした非常に貴重な機会を今回も無料で実施してくださいます。
澤田先生の熱い思いを無駄にしないためにも
参加した工務店は絶対実行しなければなりません。
参加しただけでは何も変わらない。
実行し成果を出すことが澤田先生への恩返し。

そのためにも、それを実務に落と仕込むお手伝いをするのが、私の役目。

すべては本物の住宅を全国に広めるために。
幸せな家族を増やすために。
今日も一日頑張りましょう。

2013年1月21日月曜日

ハウスメーカーで家づくりをやめる人続出

昨日、広島で行われた澤田先生による「家づくりセミナー」、
一言で言ううと「ハウスメーカーで家づくりをやめる人続出」でした。
住まいネットの高木です。

ハウスメーカーの利益優先主義で効率化した結果、工業化された家となり、
住む人にとってメリットが乏しいだけでなく、健康を害し、長持ちしない家になってしまう。

特に最近は集客もでき、儲けるためだけに「健康住宅」「自然素材の家」と謳う
ハウスメーカーや工務店が多いです。本気でそう思っていないため、より悪質です。

目に見えるところは自然素材で見えないところ、例えば下地に合板や接着剤などを多用する、
なんちゃって「健康住宅」「自然素材の家」が圧倒的に多く、広告宣伝に踊らされている現状。

こうした住宅業界の実態を知り、「本物の家づくり」の取り組みを聴かれると、
お客様はかなりの衝撃を受けられるようです。

私たちがこれまで取り組んできた、住む人のマイナスになる、健康を害し、
長持ちしない材料を排除にとことんこだわった「ゼロ宣言」の家。

内部結露せずに家が長持ちして、安全安心、快適に暮らすために
断熱性能、調湿性能、安全性能を追究した「トリプル断熱」。

 そして、健康を増幅させる「生体エネルギーの活用」。

さらには安心安全のしくみとして「全棟VOC(有害物質)測定」、「全棟構造計算」、
「全棟完成保証加入」、「全棟スポット団信加入」の実施。

それらがすべて実施できている証として、「神様が宿る家」認定書発行のしくみとチェック体制。

それに加え、今年2月からは「全棟全構造材のホウ酸処理」、
「お施主様立会いのサーモカメラによる全棟断熱効果測定」、
「地盤、基礎、構造材などの全棟放射能測定」、「騒音計による全棟防音測定」の取り組み。

ハウスメーカーでは実験用のモデルハウスなどで耐震実験や
商品化したモデルプランを設計段階で机上の計算でしか性能評価をしていません。

しかし、注文住宅では間取りも違えば、柱位置も違う、施工する職人も異なれば
使用する材料や組み合わせなども一棟一棟異なった条件でつくります。

だから私たちは、全ての現場において、お施主様が住む実物を測定し、見える化します。

セミナーに参加された方は、お客様の安心、安全、信頼に欠かせない根拠のあるに家づくりに
ここまでやるのか、という圧倒的な違いを聴き、価格もハウスメーカーと比べて高くない、
むしろコストパフォーマンスでも圧倒的に優れていることを知ってしまった。

最後に行われた質疑応答で質問された方のほとんどが回答に納得された後に
「ハウスメーカーで家づくりするのをやめたほうがいいんですね。じゃあ、止めます。」
「澤田先生のいう家づくりするにはどうしたらいいですか?」と言われる。

セミナー後もメールを確認すれば、多くの問い合わせや工務店の紹介希望のメッセージや
契約の報告もあり、確実にハウスメーカーで家づくりをやめる人続出しています。

これからも一人でも多くの人にこうした現状をお伝えしていきます。
家づくりで幸せなひとを増やすために。

今日は博多で澤田塾です。多くの気付きを得られる貴重な機会。頑張ってきます。

2013年1月20日日曜日

人間が幸せになるための手段

家づくりセミナーのため、朝一の新幹線で広島へ向かいます。
住まいネットの高木です。

昨日は住まいネットに強いリクエストを頂きました。
「神様が宿る家」を沖縄で建てたい。
自分の家をオープンハウスなどのイベントで活用していただいて
沖縄にも「神様が宿る家」を広めたいんです。

しかし、残念ながら沖縄で魂込めて「神様が宿る家」を
建てていただける工務店がないのが現状です。

ただの家づくりであれば、どんな工務店や建築会社でも可能ですが、
「神様が宿る家」は魂込めて家づくりを本気でやり遂げ、毎秒毎秒を真剣に生きる人しか
建てることができないので、すべての地域で建てられるわけではありません。

日本全国どこでも「神様が宿る家」を建てることができるような供給体制をつくるのも
住まいネットのMISSIONですね。

ところで、会社は何のためにあるのでしょうか?

~~組織が存在するのは組織自身のためではない。
自らの機能を果たすことによって、社会、コミュニティ、個人のニーズを満たすためである。
組織とは、目的ではなく手段である。~~

とドラッカーは言っています。

昨日、一昨日とご紹介した、産業再生機構の元専務取締役COO、冨山和彦さんも
著書『会社は頭から腐る』では「会社は何のためにあるのか」という問いに対して、

~~それは株主、債権者、従業員ではなく、事業のためにある。
事業至上主義だ。会社はそもそも人間が幸せになるための手段にすぎない。~~

澤田先生も「企業は世の中を良くするためにあるんだ。」とよく言われます。

この言葉だけを抜粋してしまうと、当たり前のこと過ぎるかもしれません。
多くの人がドラッカーに影響を受けていることもあるとは思います。

しかし、多くの企業再生を手がけた冨山さんしかり、
多くの工務店を指導している澤田先生もしかり、
現場で奮闘された結果、行き着くところは同じなんですね。

あらゆる組織が、人を幸せにし、社会をよりよいものにするために存在する。

にもかかわらず、ハウスメーカーは利益を追究し、効率化した結果、工業化された家となり、
住まい手にとっては工期が早い以外なんのメリットもない家づくりとなっている。

メリットが乏しいだけでなく、工業化された製品によりアトピーやシックハウス症候群を生み出した。
日本の気候風土を無視した高気密化により壁内結露によって建物寿命を短くし、
住宅ローンを抱えたまま、先に住宅がダメになる。

結果、夢のマイホームと言われた家づくりは幸せになるための手段ではなく、
夢見た家族を不幸にする。

被災した方々のための仮設住宅建設ですら、暴利を稼ぎ、十分な断熱もされていない。
そればかりか、断熱工事と称して、更なる暴利を復興支援予算から引き出す。
ハウスメーカーはすでに頭から腐っている。

そんな悲劇が繰り返されないためにも、声を大にして、伝えていかなければならない。
住まいネットの活動も、我々の仲間の活動も、人間が幸せになるための手段だから。
今日は広島で、そして来週は浜松、豊橋で。皆様が幸せになるために。

2013年1月19日土曜日

うまくいっている会社とそうでない会社の違い

本日から滋賀県大津を皮切りに、今年の家づくりセミナーがスタートします。
私は明日、広島へ行きます。住まいネットの高木です。

今週末の会場はいずれも50組70名を超えるお申込み。
消費税の駆け込み需要的な要素もあるかとは思いますが
非常に集客は好調です。

事務所にいても、東京にはいつ行われるのか?、福岡では?盛岡では?と
多くのセミナー開催の問い合わせもいただいています。

最終的にどのような家を建てるにせよ、
今年も家づくりをお考えの一人でも多くの人に、
「住宅業界の真実」と「本物の家づくり」をお伝えしていくべく
今年も、毎週末さらには祝日も含め、約100回に渡り
全国各地にお伺いします。スケジュールはこちらでご確認ください。

さて、昨日のブログでご紹介した、
産業再生機構の元専務取締役COO、冨山和彦さんは
うまくいっている会社とそうでない会社の違いについても
著書『会社は頭から腐る』のなかでも述べていますが、その違いとはなんでしょうか。

~~うまくいっている会社とそうでない会社の違いは、戦略立案の優劣ではなく、
PDCAがよく回っている会社がよい戦略にたどりつく。
初期的な戦略施策の良し悪しよりなどよりも、この違いの方が、はるかに大きい~~

多くの企業再生案件を手掛けてきただけに説得力があります。

PDCAとは、品質管理などの業務管理を進める手法の一つです。
Plan(計画)→ Do(実行)→ Check(評価)→ Act(改善)の 4 段階を繰り返すことによって、
業務を継続的に改善していくものです。
  1. Plan(計画):従来の実績や将来の予測などをもとにして計画を作成しまう
  2. Do(実施・実行):計画に沿って業務を行います。
  3. Check(確認・評価):業務の実施が計画に沿っているかどうかを確認する
  4. Act(処置・改善):実施が計画に沿っていない場合は原因を追究し、改善策を立案、実行します。
この4段階を順次行って1周したら、最後のActを次のPDCAにつなげ、
螺旋を描くように1周ごとにサイクルを向上させて、継続的に業務改善していきます。

このように書くと簡単そうですが、PDCAがきちんと回っている会社の方が圧倒的に少ないです。
今回、工務店の皆様に提出いただいた、お施主様一斉アンケートの結果に対する改善策を
見ていてもまったくと言っていいほど、この考え方がされていません。

PDCAをきちんと回す、といった当たり前のことを当たり前のように
できている会社とそうでない会社がそのまま、
うまくいっている会社とそうでない会社の違いになっているのです。

逆を言えば、どんなに戦略が優れていても、PDCAが回っていなければ成功しないのです。
当たり前のことを当たり前のようにすることの大切さ、改めて、読み直すことで痛感させられます。

PDCAが回らない原因と回すこつは
前職の専売特許的な要素もありますのでここでは書けませんが、
知りたい方にはお伝えします。

ちなみに、前職の会社が“本当にPDCAが回る”目標管理ツール「jogg(ジョグ)」 を
昨年12月よりサービス開始しました。

PDCAを継続させる仕組みが盛り込まれています。
無料お試しが可能ですので、課題に感じている会社では活用する価値大です。

それでは本物の家づくりを一人でも多くの方に広めるために、今日も一日頑張ります。

2013年1月18日金曜日

性悪説でもなく、性善説でもなく、性弱説

昨日は多くの仲間が東京都板橋区にある「愛工房」へ
私は来週に迫った住まいネット全体会議のため名古屋で仕事です。
住まいネットの高木です。

「愛工房」は住宅などで使用する木材を乾燥する乾燥装置です。
従来の常識を覆す、低温の45度で乾燥することで、
木の酵素が生きた、色、艶、香りが素晴らしい木材となります。
この「愛工房」をこの春から「神様が宿る家」にも導入します。
その様子はこちらから

さて、もう少し納期をを守るというということを考えてみたいと思います。

期日を守らなくていいと言う人はいないという性善説に立てば
守らないのではなく何かしらの原因があって守れないということになります。

どのような原因なのでしょう?

産業再生機構でダイエーやカネボウの再生を手がけた、
元専務取締役COO、冨山和彦さんは著書『会社は頭から腐る』のなかでこう述べている。

~~人は性格とインセンティブの奴隷である。
人間の本質を考える場合、「性善説」か「性悪説」かという議論ではなく、
厳しい状況に置かれると人間が剥き出しにする「性において弱い」という本性、
すなわち「性弱説」に立って、人間の本質を考えるのが正しい。

人間を性善説、性悪説で捉えるのではなく性弱説とでも言うべき
人間の弱さに着眼すると様々な事象が理解可能となってくる~~

人は弱い。

その前提に立って、相手のことを考える。
それができていなかったから、先日のように腹を立てるのでしょうね。
その前提に立って、対応ができない自分自身が未熟です。

では、どう対応するのか?

人の性格は簡単には変えられない。
であれば、インセンティブを変えるしかない。

課題を提出いただくことが彼らのインセンティブになるようになれば
優先順位が下がることもなく、忘れることもない。

逆に考えれば、現状では、彼らのインセンティブになりえていない。
ということですね。

このブログを書きながら自分の間違いに気づくことができました。
感謝です。

相手にしてもらうことを考える前に、相手の役に立てることをする。
営業でも、マネジメントでも、人間関係でも基本中の基本ですね。

少しでもお役にたてるよう、今日も一日頑張ります。

2013年1月17日木曜日

他人は変えられない?

昨日のブログでは少し言い過ぎたかな・・と反省しています。
住まいネットの高木です。

しょぼい人間が偉そうに上目線になる悪い癖です。
自分の行動も振り返り、自戒し、頑張っていきたいと思います。
今年の住まいネットのスローガンは「他人に優しく、自分に厳しく」です。

さて、納期が守られないのはなぜでしょうか。
原因を少しブレストしてみます。

期日を忘れている。
やるべきことを忘れている。
優先順位が低い結果、後回しになり、結果間に合わない。
守らないことで、人の迷惑になっているという認識がない。
人に対する思いやりがない。感謝の気持ちがない。
守らなくても、命まで取られることはないと思っている。
守らなくてもいいと思っている。
そもそも、守る気がない。

ちょっと、うんざりしてきたので、やめますが
すべては考え方だと思うのです。

皆さんは人生・仕事の結果の方程式をご存知でしょうか。
京セラの創業者でJALの再建もされた稲森和夫さんが唱えた公式です。

人生・仕事の結果=考え方×熱意×能力

熱意と能力は0~100まであります。
熱意も能力も高ければ高いほど、結果が良くなります。

考え方だけは-100~+100まであります。
考え方が間違っていると、熱意や能力がどんなに高くても、間違った結果しか生まれません。
この方程式は足し算ではなく掛け算です。
マイナス×プラス×プラス=マイナスです。

例えば、ITの能力が高く、熱意もあるが、正しい考え方の持ち主であれば、
社会を良くするためにプログラム作成や解析など様々なところで成果をだすことができます。
しかし、間違った考え方の持ち主であれば、それを悪用し、ハッキングなど犯罪に手を染めます。

この考え方がマイナスである限り、仕事の結果もマイナスです。
逆に考え方がプラスであれば、必ず仕事の結果はプラスになります。当たり前ですね。
 
プラスであれば、考え方が1→2になれば、熱意や能力が同じでも仕事の結果は2倍になるのです。
考え方が2→3になれば、熱意や能力が同じでも仕事の結果は1.5倍になるのです。

マザーテレサの有名な言葉も考え方=思考から始まります。

「思考に気をつけなさい、それはいつか言葉になるから。
言葉に気をつけなさい、それはいつか行動になるから。
行動に気をつけなさい、それはいつか習慣になるから。
習慣に気をつけなさい、それはいつか性格になるから。
性格に気をつけなさい、それはいつか運命になるから。」

始めの思考=考え方が間違っていれば、運命も変わってしまう。

納期を守らない話が運命の話まで大きくなってしまいましたが、
やはり、すべては考え方なのです。

その行動はもしくは習慣になっていたら、なかなか改善できないかもしれません。
「他人と過去は変えられない、変えられるのは自分と未来だけ」といいます。

しかし、過去も見方を変えれば、違ったように見えるものです。
つらかった思い出も、見方を変えれば、そのおかげで成長した、と思えるように。

他人も直接変えることはできないが、影響を及ぼすことはできる。
例えば、スティーブ・ジョブズのように。
自分が澤田先生の考えに共感したように。

もちろん、自分には大した影響力はないけれど、ゼロではないと思う。
そう、思いたい。

0.1かもしれないし、0.001かもしれないが、
でも、ゼロでない以上、働きかけ、伝えることを続けていきたい。
自分を信じて。

2013年1月16日水曜日

ならぬことはならぬものです

2013年が始まって、まだ2週間ですが、
非常にがっかりしている住まいネットの高木です。

何にがっかりしているのかというと、
今年始めての提出期限が守られませんでした。

全員が、新年、心新たに頑張っていると思っていただけに
大変ショックでした。

1月14日を期限として、お施主様一斉アンケートの結果に対する改善策、
ならびにコスト低減を図るために実行予算の提出をお願いしていました。

大半の工務店様はご提出いただきましたが、
一部の工務店様が残念ながら未提出です。

未提出の工務店の顔ぶれは、
お施主様一斉アンケートの顧客満足度の結果が悪く、真っ赤に染まったところばかり。

当然と言えば、当然の結果かもしれません。
約束を守れない工務店がお客様から満足をえることはありえない。

昨年12月の住まいネット全体会議で実名をあげて指摘したにも関わらず、この結果。
なんのための会議だったのでしょうか?

指摘は決して、したくてしているのではありません。
しかし、お施主様の立場に立ち、その工務店に良くなっていただきたいからこそ、
あえて、厳しい指摘をしているにもかかわらず、反省はその場限りなのでしょうか?
忘年会とともに忘れ去られてしまったのでしょうか?

ここ数回の住まいネット会議は厳しい会議が続いています。
きちんとできている優秀な工務店様から見れば、苦痛でしかないかもしれません。
できない工務店に合わせてルールができ、新たな負荷になる。

そんなことより、より建設的に前向きな会議にしたいのですが、
そうできないのが現状です。

やらないのであれば、自らグループから離れるべきです。
一事が万事です。
やらない工務店がいることで、グループ全体ができてないとみなされます。
事象は違えど、3か月前の東京での緊急会議できごとと同じことが繰り返されています。

注文住宅を手掛けるということは、
家が形になる以前に、お客様からの信頼を得て、請け負うことです。
請け負うとは住宅の完成を約束し、その完成に対する報酬を支払うことを約束することです。

約束が守れない人は注文住宅を手掛けてはならないのです。
顧客満足どころか、お客様に対する背信行為です。
やると言ってやらない、ヤルヤル詐欺でしかありません。

工務店を名乗るだけ迷惑です。そんな工務店はこの世に存在してはならない。
もはや存在していることが罪です。

グループを抜けるなどといった次元の話ではなく、
工務店をたたむことを推奨します。
家をつくることしかできないのであれば、建売にしてください。
まだ、その方が罪にならなくて済みます。

今年の大河ドラマ「八重の桜」の舞台は会津です。
第一話で登場した藩校で学ぶ6歳から9歳までの子供たちが唱える「什の掟」。
掟に背いた時には子供ながらに厳しい罰則があります。

その中でも一番重い処罰は「仲間はずれ」でした。
めったに加えられる罰ではありませんでしたが、一度「絶交」を言い渡された場合には、
集まりに来て、深くお詫びをし、仲間から許されなければ、
再び一員に入ることができませんでした。

これら「制裁」もすべて大人たちに言われてつくったものではなく、
子供たちが制約や強制を受けずに自分たち自身でつくり、
「会津武士の子はこうあるべきだ。」ということを互いに約束し、励み合ったといいます。

 素晴らしいですね。
我々もこうあるべきだと思いませんか。
それすらできない集団で住宅業界を変えることは到底無理です。

今月の住まいネット全体会議も厳しいものになりますが、
全員で切磋琢磨できる会議にしたいものです。
参加いただける方はご協力ください。

また、ご支持くださった皆様におかれましては、
恥ずかしい面を見せましたが、皆様から信頼を得られるよう
今後も精一杯の努力をしていきます。
今後ともどうぞ、宜しくお願いします。

2013年1月15日火曜日

足し算と引き算の差別化

昨日、関東地方は大雪でしたが、皆さん大丈夫でしょうか。
名古屋に来るまでは東京、神奈川で暮らしていた住まいネットの高木です。
東京都心は8センチの積雪でも大混乱です。
特に凍結した路面などには十分ご注意ください。

さて、昨日のブログで、
「ハードだけでなく、ソフトとして設計思想、コンセプトも思いを込めて伝えていく必要がある。
差別化しづらい部分ではあるが、共感を得ていただくことができる要素です。」と書きました。

差別化しづらいですが、差別化できないわけではありません。

今日は差別化について考えてみたいと思います。
マイケル・ポーターが「競争の戦略」で提唱した差別化戦略ですが、
差別化は製品特徴や技術だけでなく、ブランドや技術、接客、アフターサービス、
もちろん、設計など様々なところでできます。

住宅業界でも様々な差別化戦略がとられていますが、
多くは工法などの技術的なものです。

ハウスメーカーは他社との違いを出すために
○○工法などと言って、自社の独自性を出そうとします。
そうしなければ勝ち残っていけないからです。

ですから、ハウスメーカーの数だけ工法があると言っても過言ではありません。
しかし、お客様の立場になればこれだけ乱立した工法の中で
良し悪しを見極めるのは至難の業です。

その中にはエアーサイクル工法などお施主様にとって意味のない
メーカー側が自分たちの建材を売るための
悪しき違いでしかないものもあります。

 これまで住宅業界が行ってきた差別化は
今までの家づくりにさらに何かを加えることで行ってきました。
たとえば、耐震等級などもその典型で、多くの金物を付け加えることで強度を計算しています。

しかし、耐震等級2(建築基準法の1.25倍の強度)で建てられた建物は
震度6程度の揺れをEディフェンスで起こしてでの実験の結果は、
耐震等級2の方が1階から崩れ、倒壊してしまいました。




この方も言っていますが、お客様にとって価値ある差別化しか意味をなさないのです。
お客様から見て違いが判らなければ、それは差別化ではないのです。

あれもこれも加える差別化から、余計なものを取り除き
本当にお客様が求めているものをしっかりと確実に提供する、
本質的な差別化をしていくことが大事になってきます。

その意味でも設計思想、コンセプトの確立は
量産し、モジュール化するハウスメーカーにはまねのできない、
それでいてそこに暮らすお施主様の幸せにつながる
本質的な差別化になりえるのです。

幸せな家族を増やすために、今日も一日頑張りましょう。 

2013年1月14日月曜日

なんのために家をつくるのか

今日は成人の日ですね。新成人の方、おめでとうございます。
あれから20年が過ぎた、住まいネットの高木です。

誰のために、なんのために家をつくるのでしょうか?
今日はそんなことを考えてみたいと思います。

「誰のために?」は、金儲け主義の業者以外は
多くの方が、「そこに住む家族のため」だと思います。

「なんのために?」
これは人それぞれあると思います。

2人目が生まれて手狭になってきたから、とか
子供が小学校にあがるから子供部屋が必要で、とか
消費税が上がる前に、などきっかけは様々だと思います。

家をつくる本質的な欲求は
「そこに住む家族の幸せのため」だと思うのです。
ベタな回答ですが・・・。

「幸せ」だとあまりにも大きく概念的なので、
「幸せ」を住む家族を切り口としていろいろ考えてみると、

たとえば、現在の住まいの状況を切り口にすれば
賃貸の方は、新築し、自分たちの居場所を求めて
持家の方は、建て替えでより便利に、より快適な空間を求めて

ライフステージを切り口にすれば
子育て世代は、安全で安心して子育てができる場所を求めて
子供が独立した世代では、より落ち着いた、健康に暮らせる我が家を求めて

それ以外にも色々な切り口があります。
しかし、これでは建物のハードな要素だけです。
ハードな要素だけで「幸せ」を感じるのでしょうか。
ちなみに、斎藤一人さんは「幸せは感じるもの」と言っています。

「幸せ」を感じるためにはソフトの要素として
家族とのつながりを感じる空間であったり、
家族との会話が弾む場所であったり、
家族が自然と顔を合わせる動線だったり、が必要だと思うのです。

しかし、世の建築会社はハードの性能ばかりを誇張する。
そのため、家づくりを検討されるユーザーの皆様も選択基準がそこになってしまう。
その結果、家を建てたはいいけれど、「幸せ」を実感できない家族になってしまう。

もちろん、そうでない家族が大多数なのだけれども、
今の日本は、年間自殺者が3万人もでたり、家族や身内でのせつない事件が起きたり
引きこもり状態の人が300万人以上存在するなど、
日本で「幸せ」を実感できない家族が増えているのも現実。

ぜひ、ハードだけでなく、ソフトとして設計思想、コンセプトも思いを込めて伝えていく必要がある。
差別化しづらい部分ではあるが、共感を得ていただくことができる要素です。

これも日本の住宅業界を変えることにつながります。
幸せな家族を増やすために、今日も一日頑張りましょう。

2013年1月13日日曜日

情熱をもって語りかけます。その情熱は相手を動かします

昨日は多くの方に共感いただけた内容の濃いイベントでした。
社長はバスの車中も、お施主様宅の中でも、
そして事務所に着いても解散時間がオーバーするほど語っていました。
ただ、社長の話が止まらず、お施主様が話す機会が少なかったのが
少しだけ残念でしたけど。
住まいネットの高木です。

住宅に対する思いが強いからこそ、その思いをたくさん伝えたくなるのだと思います。
それは一言でいえば、「情熱」、「パッション」です。
その情熱が参加者の方に伝わると共感を生み出します。
これが、ビジネスだけでなく、人を心から動かす唯一の方法です。

これは澤田升男先生にも共通する部分です

今日のタイトルは、先日ブログでも紹介した、ザ・ボディショップの創業者、
アニータ・ロデッィクさんの言葉です。
やはり熱い思いがあるからこそ、
なにもないところから世界64カ国で展開するまでになったのでしょうね。

皆さん、熱く語ってますか?
みんなで熱く語ればより多くの人にその思いが伝わります。
その思いが伝われば人は動き、世界が変わります。

間違いだらけの日本の住宅業界を住む人にとって最良の住宅業界に変えるためにも
みんなで熱く語っていかなければなりません。
今日もみんなで熱く語っていきましょう。



 

2013年1月12日土曜日

売り込まれたくない心理

今日から新年初めての3連休ですね。
住まいネットの高木です。

この3連休は全国各地で「神様が宿る家」の
体感バスツアーや見学会などイベントが行われています。

私も名古屋で体感バスツアーの手伝いに行ってきます。

そして、盛岡では「神様が宿る家」のモデルルームがオープンイベント行います。
イベント終了後は体感宿泊することができます。

洋服には試着ができます。
車には試乗ができます。
しかし、一番高い買い物といわれる家ではあまりされていません。

百聞は一見に如かず、一回の体験は百聞に匹敵します。
ご参加された方からの声です。

是非、家づくりを検討されている方は、最終的にどこで建てるにせよ、
宿泊体験されることをお薦めします。

こういったイベントに参加すると営業されそうで、嫌だという方もいるかもしれません。
実際、営業されるのって、実は不快なものです。

たとえば、服を買うとき、店員さんにピタッとくっつかれ、
「何かお探しですか?」なんて聞かれたら。
 買いたいものがあっても、思わず、「いえ、特に」って言って、店出たくなります。

人は「自分のペースで見て、そして自分で判断したい」って思います。
その一方で「失敗したくない、アドバイスが聞きたい」とも思うものです。

先程の服を買うときであれば、さりげなく気にかけてくれていて、
じっくり見た後に、「それこの春の新作なんですよ。
なかでもその色が今年の流行色のようで一番人気なんですよ。」なんて
さりげなく教えてくれると、抵抗なく「そうなんだ、人気なんだ。試着してみようかな」って
受け入れられるものです。皆さんはどうですか。

私が体感イベントで参加された方に心がけているポイントは3つです。
1.売り込むのではなく、情報提供に徹すること。
2.家づくりに対する考え、価値観やこだわりを感じてもらい、共感していただける人を増やすこと。
3.そして、その考えに共感していただけた人に今後の家づくりのナビゲーションをすること。

今日も一人でも多くの方に「本物の家づくり」をご理解いただけるように頑張ります。 

2013年1月11日金曜日

成果をあげられるかは、すべては時間の使い方で決まる

時間の使い方は前職でかなり改善したのですが、
しかし、油断すると、いつもギリギリにならないと、動かない。
ギリギリマンになってしまう、住まいネットの高木です。

小さい頃からそうでした。たとえば、冬休みの宿題。
始業式が迫ってきて、始めて「やばい、やらなっきゃ」って。
大人になっても、出勤や集合時間はいつもギリギリ。
意識を強く持たないと、そうなっていしまいます。

本日のタイトルは昨日、澤田先生がおっしゃたことです。
澤田先生との会議はいつもたくさんの気付きをいただけます。

「一日の時間」は、私たちが平等に与えられているものです。
誰しもが「24時間」しか持てないのです。
ドラッカー先生も「時間こそ真に普遍的な制約条件である」と言っています。

その与えられた時間のなかで、最大限の成果を出すことを考えれば、
当然ですが、「すべては時間の使い方で決まる」のです。

 あたりまえです。時は金なり。誰もが知っていることです。
しかし、多くの方がわかっているようで、できていないことの一つです。
私も含めてですが・・・

どうして、できないのでしょうか。

みなさん、パーキンソンの法則ってご存知ですか、
イギリスの歴史・政治学者であるパーキンソンさんの
著作『パーキンソンの法則:進歩の追求』で提唱された法則です。
第1法則:仕事の量は、完成のために与えられた時間をすべて満たすまで膨張する
第2法則:支出の額は、収入の額に達するまで膨張する
つまり、可能な限り膨らむのです。
たしかに、そうだよって思いませんか。
だから、油断するとギリギリマンになってしまうのです。

では、どうすればいいか。
私がドラッカー先生の書籍の中で一番好きな一冊。
「プロフェッショナルの条件」にこんな一節があります。

~~私の観察によれば、成果をあげる者は仕事からスタートしない。
時間からスタートする。計画からもスタートしない。
何に時間がとられているかを明らかにすることからスタートする。
すなわち、時間を記録し、管理し、まとめるという三つの段階が、
成果をあげるための時間管理の基本となる。~~

具体的にやるべきことは3つです。

まずは、自分の仕事を洗い出し、それぞれの仕事にかかっている時間を出します。
つぎに、やらない仕事を決め、やるべき仕事に締め切り時間を決めます。
そして、成果をあげるためにすべきことに、まとめた時間を使うのです。

ポイントは「次に」のステップです。
では、どんな仕事からやめたらいいか。

やめるべき代表的な3つの仕事は
1.目標達成、売上アップにつながらない仕事
2.お客様満足につながらない仕事
3.自分でやらなくてもいい仕事

そして、締め切り時間を決めるコツは次の予定入れることです。
打ち合わせを入れる、帰る時間を決めるなどです。

先に予定さえ入れてしまえば、その予定以外の時間で結果を出すことが前提になり、
その予定に間に合うよう逆算で仕事をこなすようになります。

一見不可能に思えるような時間的な制約を受けながら結果を出そうとすると、
その心理的な負担はかなり大きくなります。
しかし、その負担の中結果を出すということを何度も繰り返していくうち、
スピードと能力はどんどんあがっていくのです。

頭を使った効率化のための工夫とスピードを身につけることができれば
仕事の質は格段に向上します。
 同じ時間でこなせるキャパシティが広がります。

また、ゴールから発想する習慣が身につき、
仕事量や時間の流れを全体から意識できるようにもなります。

いいことばっかりですね。ぜひ今日からやってみてください。
それでは、今日も一日頑張りましょう。

2013年1月10日木曜日

残念なヒアリングとプロのヒアリング

今日は岐阜で澤田先生と会議です。
住まいネットの高木です。

住まいネットでは澤田先生によるデザインプロデュースを行っています。
新年早々からたくさんの依頼をいただいています。

住まいネットで全国の皆様のヒアリングすることはできないので、
地域の工務店にご協力を頂き、シートを基にヒアリングをしていただいています。

そのシートを見て、愕然とすることが、たまにあります。
ただマルがついているだけのものや、
予算を重要視となっているのに、予算がわからないのもの、
希望の予算や大きさから見て、明らかに要望がてんこ盛りのもの、などです。

それらは、お客様の言ったことをそのまま書いただけのもの、
もしくは、お客様が直接書いただけのものです。

はたして、これでいいプランができるのでしょうか?

素敵なデザインにはなりますが、
お客様が満足するプランになることは少ないです。
実際に会っていない人が設計をすることは、とても難しいことなのです。

もちろん、ファーストプランをベースとしてご要望を練って、
最終的に満足の行くプランになればいいという割り切った考え方もできますが、
中にはがっかりされてしまう方も多いのではないでしょうか。

逆に、ファーストプランからグッとくるものができれば、
よりお客様を惹き付けることができますよね。

では、どうすればいいか。

ヒアリングシートはそのまま言ったことを書かないことです。

お客様が言ったことをそのまま書くだけなら、工務店の協力は必要ないです。
電話で建築を知らないオペレーターが聞き取りしても同じです。

ただ聞いたことを書くのではなく、
お客様が希望されていることの背景を汲み取り、
プロとして、それを形にするために、ヒアリングシートを書いていくのです。

そのためにはお客様の要望を深堀していくことが必要です。

どうして、そうしたいのか?
どのような使い方をイメージしているのか?
どのようなライフスタイルなのか?
どのような動きをするのか?たとえば、朝起きて家を出るまでは?
そのために何を置き、何を使用し、どうしまい、どれぐらいあるのか?
お客様の性格は?たとえば、几帳面なのか、ルーズなのか?
生活時間帯はどうなっているのか?
何に困っているのか?
優先順位はどうなのか?

ですから、聞くことは家に対する要望ですが、
引き出してほしいのは要望の背景や暮らしぶりです。
プロのヒアリングができるこの方はここまでやります。
ですからヒアリングには3時間も4時間もかかります。

そして、引き出した要望の背景や暮らしぶりを形にするために
ヒアリングシートにまとめるのです。
そこに記された言葉はお客様そのままの言葉ではなく、
ヒアリングした人の言葉で書かれます。

そうして書かれたヒアリングシートを見ると、書き手の意図がよくわかり
ヒアリングシートを見ただけでプランのイメージがすぐできます。
実際に会っていないにもかかわらず、お客様の暮らしぶりが想像できるからです。
そして、できあがったプランはとても満足度の高いものになります。

プロのヒアリングのためにやるべき3つのことは
1.ヒアリングシートはお客様がそのまま言ったことを書かないこと。
2.お客様の要望を深堀して、要望の背景や暮らしぶりを引き出すこと。
3.引き出した要望の背景や暮らしぶりを形にするためにヒアリングシートにまとめること

住まいネットへ提出する前に、そのシートを見て、プランのイメージが湧くか確認してみてください。
イメージが湧けばプロのヒアリングができていることになります。

シートを書いた人がイメージが湧かないインプット情報で設計をしてもらっても
いいプランにならないのは当然ですよね。
澤田先生がどんなに天才でも無理です。

大前提ですが、資金へのヒアリングもできていなければなりません。
そうでなければ、絵に描いた餅と同じです。

お客様に満足してもらえる家づくりのために、今日も頑張っていきましょう。

2013年1月9日水曜日

健康管理は仕事の基本

本日は健康診断へ行ってきます。
住まいネットの高木です。

正直、健康診断はあてにならないものだと思っています。
私は過去に心臓の手術を受けています。

それまで、乳幼児健診や学校健康診断において
心臓の雑音や心電図の異常は発見されませんでした。

中学1年の時、鉄棒から落ち、地面に胸を打ち付け、
2、3日しても痛みが引かいないために、病院に行くとお医者さんは
「心音に雑音が聞こえるので、大学病院に行って精密検査を受けるように」と。

私が診察を受けたその日は、地元の病院に週に1回、
大学病院勤務の胸部外科の先生が診察する日でした。

精密検査を受けた結果、心臓の右心房と左心房を隔てる壁、
心房中隔に孔が開いていて、静脈血と動脈血が混ざり合っている状態だと。

医者は「この疾患は自覚症状がありません。先天性のものでしょう。
小さい物であれば、自然閉鎖も期待できるが、孔が大きいので、
このまま放置すれば、その血液を送り出すために右心負荷が掛かり続け、
心房細動による不整脈がおき、右心不全を起こす可能性が高いです。
20代で突然死に至ることも考えられるので、手術することをお薦めします。」

おかげで、現在も40歳なっても生きてます。
たまたま発見できたので、運が良かったと言えばそれまでですが、
それまで受けてきた健康診断はなんだったのでしょうか?という思いがぬぐえないのです。
はたして健康診断で、どれだけの医者が真剣に見ているのか正直疑問です。

それでも健康診断に行くのはなぜでしょうか?

それは受診することは法律で定められた義務だからです。

事業者は労働者に対し、健康診断を1年に1度受けさることは、
労働安全衛生法によって義務付けられています。
事業者が怠った場合50万円以下の罰金です。

年末に流れたニュースですが、
コンビニエンスストアー大手のローソンは2013年度から、
健康診断を受けない社員の賞与を15%減額する制度を導入するとのこと。
直属の上司の賞与も10%削減するようです。

「忙しいくて、それどころじゃないっ」という声も聞こえてきそうですが、
忙しい時だからこそ、体調を崩すことなく仕事ができるよう
経営者の皆様は自分自身の健康管理をするのは当然ですが、
社員の健康管理も経営者の務めです。

神様が宿る家を広めるために、今日も元気に、頑張りましょう。

2013年1月8日火曜日

他人に優しく、自分に厳しく。

会社の新年会で飲みすぎました。
住まいネットの高木です。

昨日の会議では今期すべきことを
日下部社長の考えを基に意見交換してきました。

住まいネットは11月決算のため、今期はすでに12月から始まっているのですが、
新年にあらためて、前期の報告、今期の目標、スローガン、方針、戦略などが発表されます。

ちなみに、今日のタイトルは今期の住まいネットのスローガンです。

本物の家づくりを広めること、
本物の家づくりに共感し、取り組む工務店をサポートすることに、
今期も全力で取り組んでいきます。

2013年1月7日月曜日

仕事始め

本日は2013年の仕事始めです。
住まいネットの高木です。

名古屋の事務所に出社後、東京へ移動し、ミーティングです。

今年は住宅業界にとって、とても重要な年です。
ポイントは消費税の引き上げによる駆け込みです。

注文住宅については今年9月末までに請負契約を結べば
引き渡しがいつであっても、現在の5%で済みます。
そして、住宅ローンの実質金利としては過去最低水準です。
そのための駆け込みがすでに始まっています。

ただし、来年4月消費税の増税の実施は確定していません。
消費税増税法案は景気条項がついています。
つまり景気が回復してこの条件を満たしたら消費税を増税しますよ、
という条件が付けられています。これは法律に盛り込まれている話です。

消費税引き上げの是非の判断は、2013年秋にされます。
この時点で経済状況等を総合的に勘案した上で、デフレからの脱却していなければ、
増税実施はされないことになります。

また、実施されたとしても消費税増税に伴う住宅取得に対する
特例措置を検討することが法案に盛り込まれています。
現在では住宅ローン減税を拡充・延長や一定の現金を給付、
軽減税率の適用など検討されています。

結果的に9月を過ぎても実質的な負担は変わらないないと思いますが、
マスコミやハウスメーカーは増税確定のような表現を
意図的に繰り返し使用することであおっています。
家づくりを検討されている皆様は、ぜひ冷静にご判断いただきたいと思います。

逆に工務店の皆様にとっては、駆け込みの反動に対する対策が必要です。
前回は1996年に増税が5%になると決まり、1997年に税率が3%から5%に上がりました。

バブル崩壊後一時は120万戸台まで落ち込んでいた着工件数が消費税の駆け込み需要で
96年の着工件数が163万戸と盛り上がりました。
消費増税を施行した97年には、いきなり130万戸台まで落ち込みます。
さらに98年には、120万戸を割り込みました。

現在のところ、12年度は88万戸、13年度は駆け込み需要で98万戸の見通しです。
しかし、10%への消費増税後の16年には60万戸台に落ち込み、
将来的には50万戸代になる可能性もあります。

いずれにせよ、将来的には住宅着工件数が増える見通しは少ないわけで、
間違いなくつぶれるハウスメーカーや工務店がでてきます。

残るのは本物だけです。工務店の家づくりに対する姿勢が問われます。

あたりまえのことが、あたりまえにできる。
お施主様の目線で家づくりができる。
お施主様の期待に命懸けで応えることができる。
イイものはイイと言える。ダメなものはダメと言える。
 1ミリも嘘のない家づくりができる。

その対策は付け焼刃では歯が立ちません。
消費増税後に行っても手遅れです。できるのは、今だけです。

そのために、住まいネットとして何ができるのか、どうするべきなのか、真剣に議論してきます。

2013年1月6日日曜日

元旦からご相談です。

元旦にもかかわらず、家のことで悩まれている方がいることに、大変心が痛みます。
住まいネットの高木です。

すでに仕事始めを迎えた方もいらっしゃると思いますが、
私は本日までお休みをいただいています。
ですが、4日から仕事ののメールも来るようになり
会社に出社はしていませんが、自宅で対応している状況です。

新年、しかも元旦に、住まいネットホームページのご相談窓口よりご相談を頂きました。
「断熱材が入っていなく寒い部屋です。湿気が多くて、カビが生える。
何とかならないかでしょう?」

この冬は平年気温を下回ることも多く厳しい寒さが続いています。
少しでも暖かく過ごしていただきたいです。

澤田先生が推奨する「神様が宿る家」ではこのようなことにはなりません。
寒さの厳しい、秋田県大館でも無垢の床材、スペイン漆喰の壁の効果を実感されています。
すばらしいですね。

さらにトリプル断熱の壁で魔法瓶のように家全体を包み込むと
暖かさをキープすることができます。

また、寒くて湿気が多い原因はおそらく結露だと思います。
断熱効果のない壁に暖房で温めた空気が触れることによって結露が生じます。

快適で健康な生活のためには断熱と調湿を考えた家づくりが必要です。
澤田先生が推奨する「神様が宿る家」ではそのことを、とても大切に考えています。

詳しいことは「澤田先生の家づくりセミナー」でお話ししますので、
家づくりをお考えの方は一度聞かれることをお奨めします。
セミナースケジュールでご確認ください。
すでに新年から多くの方がにお申し込みをいただいています。

元旦から家のことで悩む、こうした犠牲者をひとりでも減らすためにも
本物の家づくりをもっともっと広めて行かなくてはなりません。

2013年1月5日土曜日

魂を汚さずに

読む本の選び方はその時その時で色々ですが、
今は読んだ本からのつながりを意識して選んでいます。
住まいネットの高木です。

先日、ブログで岩田松雄さん著の「MISSION ミッション」をご紹介しましたが、
その岩田さんがミッションの大切さに気付かれたのは
ザ・ボディショップの経営にたずさわっていたころとのことです。

ザ・ボディショップの創業者アニータ・ロディックさんが書かれた
「ボディ・アンド・ソウル」を読みました。こんな書き出しで始まります。

本の印税はすべて社会の不正を正すために活動されている団体などに寄付されています。
美容ビジネスは嘘はつく、騙す、女性を食い物にする業界です。
その主な売り物はパッケージという名のゴミです。

ザ・ボディショップはイギリスに本部を置き、世界64カ国、2500店舗以上を展開しています。
今、世界が一番注目している市場は中国ですが、ザ・ボディショップは中国へ出店していません。

なぜならばザ・ボディショップはミッションとして掲げるファイブバリューの一つとして
化粧品の動物実験に反対しているからです。
中国は動物実験を行なっているため展開していません。

企業の目的が金儲けだけであれば、このような経営判断はなされないでしょう。
ザ・ボディショップではいかなる意思決定も環境的・社会的側面からします。
世界各地の店舗を「教育の場」として啓蒙活動を行っているのです。
理念経営を徹底している企業の代表です。

魂を汚さずに経営することは絶対可能です。
今後はこうした企業しか生き残れない時代になるでしょう。
そんな先駆者であるアニータ・ロディックさんの生き様が書かれた本、
是非、読んでみてはいかがでしょうか。

2013年1月4日金曜日

衛生要因とは

今年の箱根駅伝も激走でしたね。感動しました。
住まいネットの高木です。

駅伝は10人の力を合わせただけでなく、走れなかった仲間や支えてくれるみんなの思い、
そして一年間の使命(MISSION)が襷に込められているからこそ、
足し算ではなく、掛け算の力がでるのでしょうね。

さて、昨日のブログで「社員満足を高めるためには衛生要因の改善を
優先するのが鉄則です」と書きましたが、衛生要因って何でしょうか?

衛生要因とはアメリカの心理学者フレデリック・ハーズバーグが、
モチベーション理論の中で定義した、不満をもたらす要因のことです。

ハーズバーグは、仕事に対する満足をもたらす要因と
不満をもたらす要因が異なることを示し、
前者を動機づけ要因、後者を衛生要因と呼びました。

モチベーションを上げるためには
まず、衛生要因に対して手を打つことにより、不満を解消します。
衛生要因には、会社の方針、管理方法、労働環境、作業条件(金銭・時間・身分)などです。

これらの不満をもたらす要因を改善することで、
マイナスの状態にあるモチベーションをプラスマイナスゼロにすることができます。

しかし、それだけでは満足感やモチベーションはプラスまでは高まりません。
あくまでも、プラスマイナスゼロまでです。

では、さらにモチベーションを高めるためには何が必要かというと、
ハーズバーグの提唱する、動機づけ要因を与えることです。

動機づけ要因には、仕事の達成感、責任範囲の拡大、
能力向上や自己成長、チャレンジングな仕事などが挙げられます。

それにより、満足を高め、モチベーションを向上させることができるのです。

ということで、理念経営の実践するための大前提を整えるためのポイントは3つです。
まずは、社員個々の存在意義=ミッションを話し合うことから始めること
次に、社内の衛生要因の改善を実施をすることで不満の解消をすること
そして、動機づけ要因の実践することで従業員満足を高めること

全社員のモチベーションを高めて、理念経営を実践する参考になれば幸いです。
今年も志高く頑張りましょう。

2013年1月3日木曜日

理念経営をするために

新年の休みはゆっくり本が読めていいですね。
住まいネットの高木です。

今回読んだ本の一冊に、岩田松雄さん著の「MISSION ミッション」があります。

岩田さんは過去にザボディショップジャパンを運営しているイオンフォレストの代表取締役や
スターバックスコーヒージャパンの代表取締役CEOを務められ業績を上げてこられた方です。

企業の本質的な価値に焦点をあてて経営すること。
理念経営の必要性。
理念経営と売上至上主義経営との違い。
理念経営とブランド構築するということ。
本物と本物らしきものとの違い。
値引きをするということ。
など、実体験を基にわかりやすく書いてある本です。

理念経営するうえで、リーダーがすべきことは大きくまとめると3つです。
1、すべての業務、施策、行動を理念に照らし合わせ、理念に反するものを見直す
2、理念を語り、具体的な行動へ落とし込み「なぜそれをするのか?」を考えさせる、理念教育する
3、社員を信頼し任せ、それを全力でサポートする

大前提として、大切なことは、社員を大事にしない会社は理念経営できないということです。
当然ですが、お客様に接するのも、ものを造りだすのも社員抜きではできない以上、
社員への理解と浸透なくして、理念に沿った行動を実現することはできません。

会社から大事にされていると感じてない社員は
会社から押し付けられた理念の本質を理解することもなく、自ら行動に移すこともありません。
ですから、顧客満足の前に従業員満足を高める必要があるのです。

社員満足を高めるためには衛生要因の改善が優先するのが鉄則ですが、
その前に社員個々の存在意義=ミッションを話し合うことから始めることをお奨めします。
そのためのヒントもこの本には書かれていますので、ぜひ参考にしてはいかがでしょうか。 

2013年1月2日水曜日

日本の伝統的な建築

年末年始を妻の実家のある京都で過ごしています。
住まいネットの高木です。

京都は皆様もご存知の通り、
日本の歴史、伝統文化が色濃く残る地域です。

建物も世界遺産に代表される寺社建造物や街中の町家建築の多くが
百年以上もの長い期間も当時の姿そのままです。

京都は盆地のため夏は蒸し暑く、冬は底冷えする寒さです。
日本の中でも寒暖差、湿度差が激しい地域です。

そんな厳しい気候条件の中でも、これらの建物が多く残っているのは
いずれも柱や板は無垢材であり、呼吸する、調湿する漆喰が使われているからです。

集成材や合板など接着した材料では経年変化で接着力がなくなり、
これほどまでに長持ちする建築物は造れないでしょう。
接着剤の効力がなくなると、恐ろしいことになります。

ちなみに、先日の中央高速道路の笹子トンネルの天井板落下事故は
天井板を支えるボルトの接着効果の劣化により起きたものです。

また、呼吸しない、調湿しない、ビニールクロスやグラスウールなどの材料は
住む人の健康被害をもたらすだけでなく、建物も壁内結露などで弱り、長持ちしません。

澤田升男先生が推奨する「神様が宿る家」は日本の気候、風土を考え、
無垢の柱や板、そして、漆喰を使用しています。

もちろん、神社仏閣、町家よりもトリプル断熱とすることで
冬は断熱性能を高めることでより暖かく、
夏は遮熱性能を高めることでより涼しくなっています。
その結果、永く、安心して、健康で、快適に暮らせる家になるのです。

そのためポイントは3つです。
1、長持ちする材料を使用すること。
2、呼吸する=調湿する材料を使用すること
3、模造品やまがいものではなく、本物の素材を使用すること

これから家づくりを考えている方には
是非、採用していただきたいポイントです。

2013年1月1日火曜日

今年の誓い

新年あけましておめでとうございます。
住まいネットの高木です。

皆様、初詣には行かれましたでしょうか?
私は結婚式を挙げた、京都の上賀茂神社の本殿へお参りしてきます。
そこでは昨年1年間無事に過ごせた報告と感謝の気持ちをお伝えします。
また、今年はこうしますので見ていてくださいという誓いをしてきます。

よく、お参りの際に、神様にお願いをする人もいると思いますが、
神様任せの神頼みではなく、あくまでも自己責任で頑張るために
神様に誓うものだと考えています。

そこで、私の今年の誓いは3つあります。

まずは澤田升男先生が提唱する「神様が宿る家」を一人でも多くの人に伝えること。
次に「神様が宿る家」を実践する工務店の皆様に経営上のお役立ちをすること。
そして、家族の幸せのために努めること。

そのための具体的な施策はたくさんありますが、
まずは、今年からこのブログを毎日書いていきます。

そうすることで、一人でも多くの人に「神様が宿る家」を伝えることのきっかけと
工務店経営のお役立ち情報がお伝えできれば、いいなと考えています。

本年もどうぞ宜しくお願いします。