2013年2月21日木曜日

「どうやるか」より「どうあるか」

2日間、東京で勉強会に参加してきました。
住まいネットの高木です。

充実した2日間でした。
まずは住環境想造研究会の勉強会。

初日は建築専門の匠総合法律事務所、秋野弁護士による消費税増税と
先月24日に公表された税制改正大綱に関する営業上の注意点を。
そして、我が住まいネットの代表の日下部による活動状況報告。

2日目は建築業界紙、新建ハウジングなどを発行されている、新建新聞社の三浦社長による
ビジョンを見据えた建築業界の最新状況。
そして、澤田先生による経営する上で最も大切なことは何か、と
4名による講話は非常に濃いものでした。

さらに2日目の午後はグリーンライフグループの全体会議。
「神様が宿る家」ブランディングに向けての取り組み、
地盤改良やサッシ、愛工房など仕様に関することや
取り組み状況などの報告連絡事項など盛りだくさんでした。

その中でも、三浦社長の話は何度聞いても、
的確で素晴らしい話をしていただけます。
本日のブログタイトルは三浦社長の講話のタイトルです。
全内容は書けないので、ほんのさわりだけ、書きとめておきます。

「どうやるか」といった目先のノウハウではなく、
「どうあるか」といったビジョン、考え方をしっかり持たないといけない。
風任せ経営はもうヤバイ。これからはどう帆を張るかその張り方が問題だと。

これからの経営は
桃太郎のように個性的なメンバーが共通の目的に向かって自立的になり、
金太郎(飴)のようにいつ誰に聞いても同じ答えが返って来るくらい夢や志まで共有し、
価値観というモノサシをしっかり持ち、
標準化された自分たちのスタイルを確立していかなくてならない。

これからのビジネスは
相手に合わせるのではなく、価値観に共感してもらえる人に選んでもらう努力をする。
安く売る努力ではなく、高く売る努力をする。ただし、安くつくる努力はする。その差が利益になる。

これからの市場は
二極化していて、8割は「深く考えない層」、 2割が「自分なりに考える層」。
「深く考えない層」は、安くて手軽な 「ファスト派」と
大手なら安心といった安易な「安心派」に分類できる。
 「自分なりに考える層」は何でも自分たちできちんと調べる、「きちんと派」と
自分たちのライフスタイルにこだわる、「ライフスタイル派」に分かれる。

これからのマーケティングは
地をさらけ出す、何もかもオープンなオーガニック(無添加)なマーケティングです。
なぜならば、今は360度、どこからも見られている。
良く見える方からのベストショットだけを見せることは限界で、見せたくないものまで見える。
どんなに化粧をしてきれいに見せようとしても、そのこと事態がばれている。

だから、「どうやるか」より「どうあるか」
 商品が同じであれば、経営者の心の在り方で差が大きくでる。
心の在り方は、すぐには変えられない。
日々の積み重ね。

正しい考えで、正しい行動を。
あたりまえのことをあたりまえに、毎秒毎秒一生懸命に、頑張りましょう。

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