2013年2月2日土曜日

前工程と後工程と思いやり

最近時間が経つのがものすごく速いです。
先週セミナーを実施し、終わったと思ったのも束の間、
今日は家づくりセミナー岐阜へ行ってきます。
住まいネット高木です。

時間が経つのが早いと感じるのは、
仕事が充実しているからなのか、仕事に追われているからなのか、
どっちもな気がします。

さて、その仕事ですが、一人で完結できる仕事というのはほとんどありません。
社内であれ、社外であれ、多くの人が関わることで始めて成し遂げられるものばかりです。
建築はその最たるものです。

多くの人が関わる以上、必ず前工程か後工程、もしくはその両方があります。
最終工程であればその次はお客様になります。

しかしながら、後工程を意識した仕事に接することが少なく感じます。
いわゆる「残念な仕事」です。

たとえば、ただ山積みしてある印刷物、片付けされてない書類や備品、
意味の分からない指示、サーバ内に無作為につくられたフォルダ。

建築現場へ行けば、汚い現場や雑な仕事。
例えば、いい加減な養生の仕方、隙間だらけの外断熱材ネオポールの張り方。

最近のニュースではマクドナルドの60秒サービスで「雑になった商品提供」、
教職員の退職手当が引き下げられる前の「駆け込み退職」。

後工程を意識した仕事ができるようになるたった一つの要素は
後工程への「思いやり」だと思います。

自らのことしか考えずに、「自分さえよければいい」と思う心、
何のための仕事か考えずに、「与えられたことをこなしさえすればいい」と思う心。
そういった傲慢な心ではなく、利他の心でありたいものです。

自分もできていないことがあるのではと、自分への自戒を込めて。

本物の家づくり「神様が宿る家」をひとりでも多くの人に理解していただけるよう
今日も一日頑張ります。

0 件のコメント:

コメントを投稿