2013年1月3日木曜日

理念経営をするために

新年の休みはゆっくり本が読めていいですね。
住まいネットの高木です。

今回読んだ本の一冊に、岩田松雄さん著の「MISSION ミッション」があります。

岩田さんは過去にザボディショップジャパンを運営しているイオンフォレストの代表取締役や
スターバックスコーヒージャパンの代表取締役CEOを務められ業績を上げてこられた方です。

企業の本質的な価値に焦点をあてて経営すること。
理念経営の必要性。
理念経営と売上至上主義経営との違い。
理念経営とブランド構築するということ。
本物と本物らしきものとの違い。
値引きをするということ。
など、実体験を基にわかりやすく書いてある本です。

理念経営するうえで、リーダーがすべきことは大きくまとめると3つです。
1、すべての業務、施策、行動を理念に照らし合わせ、理念に反するものを見直す
2、理念を語り、具体的な行動へ落とし込み「なぜそれをするのか?」を考えさせる、理念教育する
3、社員を信頼し任せ、それを全力でサポートする

大前提として、大切なことは、社員を大事にしない会社は理念経営できないということです。
当然ですが、お客様に接するのも、ものを造りだすのも社員抜きではできない以上、
社員への理解と浸透なくして、理念に沿った行動を実現することはできません。

会社から大事にされていると感じてない社員は
会社から押し付けられた理念の本質を理解することもなく、自ら行動に移すこともありません。
ですから、顧客満足の前に従業員満足を高める必要があるのです。

社員満足を高めるためには衛生要因の改善が優先するのが鉄則ですが、
その前に社員個々の存在意義=ミッションを話し合うことから始めることをお奨めします。
そのためのヒントもこの本には書かれていますので、ぜひ参考にしてはいかがでしょうか。 

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