2013年1月4日金曜日

衛生要因とは

今年の箱根駅伝も激走でしたね。感動しました。
住まいネットの高木です。

駅伝は10人の力を合わせただけでなく、走れなかった仲間や支えてくれるみんなの思い、
そして一年間の使命(MISSION)が襷に込められているからこそ、
足し算ではなく、掛け算の力がでるのでしょうね。

さて、昨日のブログで「社員満足を高めるためには衛生要因の改善を
優先するのが鉄則です」と書きましたが、衛生要因って何でしょうか?

衛生要因とはアメリカの心理学者フレデリック・ハーズバーグが、
モチベーション理論の中で定義した、不満をもたらす要因のことです。

ハーズバーグは、仕事に対する満足をもたらす要因と
不満をもたらす要因が異なることを示し、
前者を動機づけ要因、後者を衛生要因と呼びました。

モチベーションを上げるためには
まず、衛生要因に対して手を打つことにより、不満を解消します。
衛生要因には、会社の方針、管理方法、労働環境、作業条件(金銭・時間・身分)などです。

これらの不満をもたらす要因を改善することで、
マイナスの状態にあるモチベーションをプラスマイナスゼロにすることができます。

しかし、それだけでは満足感やモチベーションはプラスまでは高まりません。
あくまでも、プラスマイナスゼロまでです。

では、さらにモチベーションを高めるためには何が必要かというと、
ハーズバーグの提唱する、動機づけ要因を与えることです。

動機づけ要因には、仕事の達成感、責任範囲の拡大、
能力向上や自己成長、チャレンジングな仕事などが挙げられます。

それにより、満足を高め、モチベーションを向上させることができるのです。

ということで、理念経営の実践するための大前提を整えるためのポイントは3つです。
まずは、社員個々の存在意義=ミッションを話し合うことから始めること
次に、社内の衛生要因の改善を実施をすることで不満の解消をすること
そして、動機づけ要因の実践することで従業員満足を高めること

全社員のモチベーションを高めて、理念経営を実践する参考になれば幸いです。
今年も志高く頑張りましょう。

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