2013年1月5日土曜日

魂を汚さずに

読む本の選び方はその時その時で色々ですが、
今は読んだ本からのつながりを意識して選んでいます。
住まいネットの高木です。

先日、ブログで岩田松雄さん著の「MISSION ミッション」をご紹介しましたが、
その岩田さんがミッションの大切さに気付かれたのは
ザ・ボディショップの経営にたずさわっていたころとのことです。

ザ・ボディショップの創業者アニータ・ロディックさんが書かれた
「ボディ・アンド・ソウル」を読みました。こんな書き出しで始まります。

本の印税はすべて社会の不正を正すために活動されている団体などに寄付されています。
美容ビジネスは嘘はつく、騙す、女性を食い物にする業界です。
その主な売り物はパッケージという名のゴミです。

ザ・ボディショップはイギリスに本部を置き、世界64カ国、2500店舗以上を展開しています。
今、世界が一番注目している市場は中国ですが、ザ・ボディショップは中国へ出店していません。

なぜならばザ・ボディショップはミッションとして掲げるファイブバリューの一つとして
化粧品の動物実験に反対しているからです。
中国は動物実験を行なっているため展開していません。

企業の目的が金儲けだけであれば、このような経営判断はなされないでしょう。
ザ・ボディショップではいかなる意思決定も環境的・社会的側面からします。
世界各地の店舗を「教育の場」として啓蒙活動を行っているのです。
理念経営を徹底している企業の代表です。

魂を汚さずに経営することは絶対可能です。
今後はこうした企業しか生き残れない時代になるでしょう。
そんな先駆者であるアニータ・ロディックさんの生き様が書かれた本、
是非、読んでみてはいかがでしょうか。

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